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辣条(ラーティアオ)とは?そのヤバい全貌を暴く【それでもまだ食べる?】

2024年2月29日


辣条(ラーティァオ)とは?そのヤバい全貌を暴く【それでもまだ食べる?】



こんにちは、耕平(@HEYinTW)です。

今回は「辣条(ラーティアオ)」、繁体字では「辣條」と表すナゾに包まれた中国の食べ物についてお話ししていきます。

タイトルで少し煽っちゃってますが、そう言わざるを得ない実態についても触れていきます。とは言え、少量食べる分には問題ないので気になる方のために最後にリンクを載せておきます。

辣条とは

画像引用:淘宝

中国で大人気のスナックであり、酒のアテでもあります。2000年ごろから登場しその食感と味わいがやみつきになると話題になり、その美味しさは海外にまで轟くほど。

「大面筋」とも呼ばれ、「辣=辛い」「条=細長い」の名の通りピリッと辛く、ジャーキーのような感覚で食べることができるお菓子です。

辣条の癖になる味とは?

中国でとんでもない人気を誇る辣条ですが、何がそんなに人々を病みつきにさせるのでしょうか。僕が実際に食べてみた感想です。

  • クチャっとしなる食感
  • 噛むほど溢れる辛味と旨味
  • 程よい塩味でいくらでもいける

まぁ正直、美味しかったですね。
食べたことのない人は今まで出会ったことのない新感覚の食べ物に驚くと思います。日本のスーパーで売られていても買う人は多いんじゃないかなと思います。

しかしその「正体」はあまり聞きたいものではなかった…というお話をします。

辣条の全貌を暴く!美味しさの正体は一体

辣条とは何か

いきなりですが辣条が話題になると、こんな煽り記事をよく見かけるようになりました。

辣条を食べると、便秘になる!下痢になる!風邪をひきやすくなる!アレルギー症状が出る!感染性腸炎になりやすくなる!子供の発育に影響する!発がん性がある!肝臓に悪い!

聞くからにアブなそうですが自分なりに調べていくと実はあながち間違ってないことに気付きました。


辣条の成分

中国のあるサイトを参照すると、

小麦粉、水、塩、砂糖,天然色素を加えて混ぜ、高温高圧下で膨張させ、油、唐辛子、ホァジャオ(花椒)などの調味料とGB2760基準である防腐劑などの添加物を加えた麵製品または練り製品。

引用:悲劇 吃辣條要人命

との記載がありました。基準に従っている防腐剤だよ、とあえて付け加えている所からも消費者の不安を脱ぎ去ろうとしている意図が読み取れますね。

ぶっちゃけ世間では防腐剤はもう使わない方向で動いているので、この時点で「辣条」は毛嫌いされているというのも先に言っておきます。

辣条はほぼ添加物

成分を見てもらうと大体想像がつくのですが、とっても体に悪そうじゃないですか。小麦粉と水以外は調味料と添加物。科学ってすごいなと逆に思わせてくれる商品でもありますね。

市販されている辣条は味や光沢を追求して、大量の添加物を使用しています。これは中国現地でも口うるさく言われているくらいなのでどんだけ入ってんだよ、と個人的には思っちゃいますが...。
防腐剤を始め大量の添加物を含む「辣条」ですが、一応政府の定めた基準を合格しているとのことです。と言ってもそれが絶対安全だという保証はありません。

辣条を食べるとどうなるか

辣条には「唐辛子、胡椒、花椒、ネギ、生姜、ニンニク」などいわゆる「辛味食物」もたくさん含まれています。コレの食べ過ぎは胃腸を壊す、というのはなんとなくわかるかと思います。
東洋医学で「発散」と言われますが、免疫力低下・気力低下で倦怠感を感じやすくなり、風邪や病気にかかりやすくなると言われています。

また、防腐剤や人工色素などを多く含むため、本来健康な食事を心がけないといけない子供の成長期に過剰摂取してしまうと悪影響を及ぼす恐れがあるとも言われています。

これは僕の予想も含むのですが、コストを下げるためになるべく安い油や、法律スレスレの量の添加物を加えていると推測できるため、発がん性や肝臓などに悪影響がないとは言い切れないですね。大事な腸内細菌を不活化または殺してしまう働きを持つものも含まれている可能性も高いので、それによって便秘や下痢の症状も誘発してしまうのかも知れません。

実際にあった怖い症例

中国で実際に起きたお話です。

症例1

2018年4月、深圳に住む3人の子供(7歳くらい)が辣条を食べた後、下痢や吐き気に襲われ、そのうちの一人が死亡した。

引用:7歲兒童吃辣條後不治身亡:5毛食品,正在毀掉你的孩子!

症例2

2017年11月、毎日2袋の辣条を食べていた四川の11歳の女の子が、腹痛や下痢に襲われ20キロ痩せてしまった。その後、炎症性疾患であるクローン病と診断された。

引用:11女孩吃辣条 患上罕“克恩病”

辣条」の摂取が病気を招くかどうかに関して、相関関係がある可能性が読み取れます。

もちろん少量の摂取なら問題ないのですが、毎日のように多量摂取するのは危ないということでしょう。特に成長期のお子さんには気をつけた方が良さそうです。

辣条は中国の食品安全課題の1つ

これは僕も結構びっくりしたのですが、中国が「国を挙げて取り組むべき食品安全に関する課題」の10項目の一つに堂々と「辣条」が記載されていました。
めっちゃ自覚してるやん!と。

【2019年食品安全と健康の10大ホットワード】

  • 食品安全法実施条例
  • 減塩減油減糖
  • 人工肉
  • 辣条
  • 益生菌(プロバイオティクス)
  • 自加熱食品
  • 特医食品
  • 網紅食品(インスタ映え食品)
  • 食育
  • 食品の真実性

引用:2019年食品热词公布:“三减”、“人造肉”、食育上榜

日本で購入できる辣条

こんだけディスってきた辣条ですが、少量だけその不思議な感覚を試してみたいだけなら購入して確かめてみるのも全然ありだと思います。

美味すぎて中毒になってしまってもそれは自己責任でお願いします。

辣条(ラーティアオ)とは?そのヤバい全貌を暴く|まとめ

あんまりいいことを書かなかった辣条ですが、まとめると

  • 味や食感は病みつきになるが
  • 大量の添加物が含まれており
  • 免疫力低下や子供に悪影響を与えるなど
  • 体に負担がかかるのは確かなので
  • 食べ過ぎには注意

ということになります。

日本でも購入できるところはありますが、適切量だけにしておきましょう。特にお子さんの食べ過ぎには、注意してあげましょう。

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