【蚊の上位互換】台湾の「ある虫」に気を付けろ!【虫除けは必須】

2020年2月26日


【蚊の上位互換】台湾のある虫に気を付けろ!【虫除けは必須】



こんにちは、耕平(@HEYinTW)です。

今回は、現地台湾人の悩みのタネでもある「吸血虫」についてお話しします。
できれば関わりたくない煩わしい虫です。

旅行や出張を考えている方は注意しなければならない存在です。予防と対策も載せておきますので、出発前に目を通してみてください。

 


 

【台湾】蚊の上位互換:小黒蚊(シャオヘイウェン)

小黒蚊 引用

引用:小黑蚊不是「蚊」!無天敵太囂張 專家教你這樣毀滅牠的家

【この虫の持つ特徴】

  • 小さい
  • プーンと音がしない
  • 刺されるとチクっとする
  • かゆい
  • かゆい!!!

小さくて、刺されるとめっちゃかゆい」という、蚊の上位互換に当たる吸血性昆虫です。名前に蚊とありますが、実は蚊ではありません。

正式名称は「臺灣鋏蠓」、学名は「Forcipomyia taiwana」

なんと台湾固有種なんです。(実はこの虫、日本人素木得一先生が発見し命名しました)

この小黒蚊の大きさはゴマより小さく、刺されるとダニ刺されのような煩わしい痒みが長期的に続きます。刺されるとチクっとするのも特徴です。

 

蚊の生息時期・場所

結論から言うと、温暖な台湾では1年中どこにでも居ます。

その中でも小黒蚊が好む・活動する条件は主に3つ。

  • 雨季後の温暖な環境
  • 土やコケ近くの高湿度な環境
  • 昼間(日の出ている時間帯)

小黒蚊 生態

雨季後5~6月が1番活動しやすい時期ですが、ぶっちゃけ夏も冬も、街中/田舎、室外/室内関係なく出現します。ホテルに1匹紛れ込んでいたら、翌日かゆくて起きてしまうなんて言うこともよくあります。

最後に予防と対策を載せておきます。

 

予防と対策

露出の少ない服を着る
有効な虫除けを使う
虫刺され薬を使う

個人で対策できるのはこのぐらいかと思います。

 

予防と対策:露出の少ない服を着る

台湾の夏は長く、半袖で過ごせる期間が長いです。目安として5~10月は半袖+適宜羽織るもので快適に過ごせます。

しかし、小黒蚊の猛襲が怖いなら露出を控えることをおすすめします。

台湾のこの時期は蚊も多いので、デング熱の脅威からも逃れることができます

 

予防と対策:有効な虫除けを使う

一般的な蚊と違う種なので、より効果のある虫除け薬の開発が進められています。服で隠れない、手の甲や首、足首はまじでよく刺されます。

現在、小黒蚊に最も有効とされる成分は2つ

 

蚊除け有効成分:ツルヒヨドリ(小花蔓澤蘭)の抽出成分

実は僕の通う中興大学で研究されている分野です。
このツルヒヨドリという植物の成分を含んだ蚊除けスプレーが台湾に売られています。

しかしまだ一般的ではないので、店で見つけるのは難しいかもしれません。

ツルヒヨドリ 蚊除け 小花蔓澤蘭萃取

[参考文献:林庭瑋(2011) 小花蔓澤蘭慢速熱解及其醋液應用於小黑蚊防治之初探。國立中興大學森林學系碩士論文]

 

蚊除け有効成分化学成分DEET(ディート)

一般的に虫除け剤として用いられている成分です。
この成分を含んだ蚊除けスプレーは日本でも売られているので、アマゾンなどで買っていくと良いと思います。

DEETの防虫効果は高いですが、子供への使用は要注意です。
以下はこどもに対する使用上の注意です。

1)年齢制限:6カ月未満の乳児は使用しない。2歳未満は1日1回まで。2歳以上12歳未満は1日3回まで。
2)手のひら、顔面への塗布はしない。(特に乳幼児)目に入ったり、なめたりすることを防ぐためです。


引用:長野県立こども病院 ディート、その正しい使い方

大人が使う分には普段通りで良いので、グループでひとつあってもいいですね。

【ディート配合率:5%】

【ディート配合率:10%】

[参考論文: Duration of repellency of N, N-diethyl-3-methylbenzamide, citronella oil and cypermethrin against Culicoides species when applied to polyester mesh. Vet Parasitol 163(1–2):105–109.]

 

予防と対策:虫刺され薬を使う

小黒蚊に刺されてしまうと本当にかゆいです。レストランで食事しているだけで5ヶ所以上刺されます。

そんな時はしっかり虫刺され外用薬を使いましょう。
こちらはムヒやウナクールなど、日本で一般的に売られている市販薬でOK。

まじで超かゆいので、効き目の良いヤツをお勧めします…。

もし忘れてしまったら、台湾現地で買いましょう。現地薬局にもムヒやウナクールが売っています。

 

蚊除けスプレーは飛行機に持ち込めるか

蚊除けグッズや虫刺されの薬など、スプレーや液体のものが多いので機内持ち込みはできるのかという疑問もあるかと思います。

ここに関しては、「機内持ち込みOK」です。

条件はありますが、普段使いで持っていくだけであれば大半の場合は大丈夫です。
詳しくは他の方の記事をご覧ください。
(参考:制汗剤や虫除けスプレー、飛行機にスプレーは持ち込める?)

 

台湾の「小黒蚊」まとめ

今回は台湾の固有種「小黒蚊」についてお話ししました。
小さくて、無音、刺されるとむちゃくちゃかゆい「蚊の上位互換」とも呼べる虫ですが、正式には蚊ではありません。

対策と予防法はこの3つ。

露出の少ない服を着る
有効な蚊除けを使う
虫刺され薬を使う

 

また、「小黒蚊」は蚊のように伝染病源菌を運んでくるわけではないので恐れる必要はありません。かゆいだけです。デング熱などの伝染病を恐れるのであれば、蚊除け対策はやはり必要です。

台湾旅行で意識すべき17の注意点についても目を通しておくと良いと思います。