昆虫食が高いのはなぜ?|答え:世界が頑張っているから

2020年5月12日


昆虫食が高いのはなぜ?|答え:世界が頑張っているから


こんにちは。食品系の大学院に通う耕平(@HEYinTW)です。

最近何かと話題の「昆虫食」ですが、その値段にびっくりした方も多いんじゃないでしょうか。今までゲテモノ扱いされて来ましたが、最近では豊富な栄養価から健康食扱いされています。
とはいえ、活躍する場所はパーティや宴会などがマジョリティなのが現実ですね。

さて、タガメやタランチュラなどに代表される昆虫食はなぜあんなにも高いのでしょうか?今回はそんな疑問を解決すべく、その理由を4つ考察しました。

昆虫食について詳しく知りたい方は【閲覧歓迎】昆虫食の魅力を本気で語るをご覧ください。また、安く購入する方法も手短に紹介しますので興味ある方はぜひ最後までご覧ください。

 

どのくらい高い?

昆虫食にあまり馴染みのない方は値段にピンとこない方もいらっしゃると思いますので、参考程度にいくつかメジャーな商品の一般的なお値段を置いておきます。

タガメ(1)¥1500~2000

サソリ(1匹)¥2000~3000

コオロギ(15g)¥1000~1500

コオロギ粉末(100g)¥2000~2500

高い…。
高級食材の領域ですね。これに手を出すくらいなら、高めのビーフジャーキーを買ったほうがコスパがいいんですよねぇ。

さて、なぜこんなにも高いのでしょうか。説明してゆきます。

 

昆虫食が高い理由

・まだ普及段階である

・飼育法が確立されていない

・加工法が確立されていない

・「健康食」「ゲテモノ」という付加価値

今回はこの4点について説明します。
結論からいうと、研究段階だからだと言うことです。世界中が頑張っているからです。

 


 

まだ普及段階である

昆虫食がどんどん注目を浴びていると言っても、まだまだニッチな分野なので一般的な普及には至っていないのが現状です。2013年にFAOが昆虫食を促進する内容の報告書を発表してから、世界各地で活発に研究がなされるようになりました。

現にここ数年で急激な盛り上がりを見せています。
2030年までの10年間で市場規模が80億円になると言われているので、ちょうど僕たちは普及の段階に生きていることになるんですが、普及中なので値段が高くなるのも納得できます。

 

飼育法が確立されていない

タイの昆虫食飼育工場 画像引用:THAILAND UNIQUE

昆虫食が盛んなタイには、2000もの昆虫飼育場があります。

しかし大規模での飼育の歴史は意外に浅く、試行錯誤を重ねている状態でもあります。豚や鶏などの家畜飼育と比べたら、研究の数は比べ物にならないくらい少ないので飼育方法が一般化されておらず、コストがかかってしまっていることが理由として挙げられます。昆虫の種類によっても飼育しやすいものとしにくいものがいるというのも原因です。

昆虫食が注目を浴びている理由の1つに、「飼育コストが少ない」「低資本の事業になりうる(=場所や労働力に縛られない)」というものがあります。昆虫のエサ代も飼育する土地代も他の家畜と比べて少なくて済み、女性でも簡単に飼育に携われるということです。

しかし、まだ

  • 需要が安定していない
  • 効率的な飼育法が確立されていない

ので大規模飼育に踏み入る企業も少なく、結果的に商品の値段を高く設定しないと儲からないんですよね…。これが昆虫食が高い2つ目の理由になります。

 

加工法が確立されていない

多くの食品は何百年も前から生活の一部として広く親しまれてきた歴史があるので、加工法もどんどん発達してきました。例えば冷凍食品、ハムやお菓子だって「どうやったらより効率的に、コストをかけないで美味しいものが作れるのか」を突き詰めて今に至ります。もちろん現在も研究は行われています。

だから今僕らが食べてる加工食品ってあんなに美味しいんですよね。

ところが昆虫食って、伝統的に食べられてきた歴史はあれど、研究はあんまり行われてこなかったんです…。ちょうど今「どうやったら低コストで美味しくできるのか」「どうやれば栄養価そのままに加工できるのか」が世界各地で研究されているんです。

加工方法が効率化されていないのが、値段が高い理由の1つです。

 

「健康食」「ゲテモノ」という付加価値

さて、最後の理由ですがこれはどういうことでしょうか。

つまり、昆虫食が特別なもの扱いされているということです。虫なんてモノ好きでもない限り普段から食べようとは思わないですよね。
そこで販売者は「昆虫食」の持つ栄養価やそのエゲツない見た目を逆に利用して、「これは体にいいですよ!」「パーティやギフトに最適ですよ!」とあえて付加価値をつけて提供しているんです。これが直接的な理由になるほど大きな影響はありませんが、ちょっとはあるかなと思います。

栄養価やタンパク質が豊富というのは昆虫食業界では常識になりつつありますが、一般消費者にも受け入れてもらえるように各企業・研究者が頑張っているんです。

以上、4つの主な理由が考察できる「昆虫食が高価な理由」になります。

 

昆虫食を安く購入する方法

ほぼ高級食材扱いの昆虫食。もし安く買えるなら、試してみたいと思いませんか?

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記事内で詳しく説明しています。

 

昆虫食が高い理由まとめ

今回は「昆虫食が高い理由」を4つ挙げました。

  • まだ普及段階である
  • 飼育法が確立されていない
  • 加工法が確立されていない
  • 「健康食」「ゲテモノ」という付加価値

という理由からどうしても高くなっちゃうんですね…。これから技術が発達し、一般普及していけば値段はだんだん安くなると予想できます。

昆虫食の未来、これからが楽しみです。

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Posted by NIKOU