※当ブログにはアフィリエイト広告を含みます。

【ガチ】昆虫学を学びたいなら台湾の大学に行けという話【大学&院】

2024年3月19日


【ガチ】昆虫学を学びたいなら台湾の大学に行けという話【大学&院】



こんにちは、台湾に2度留学経験のある耕平(@HEYinTW)です。

今回は「【ガチ】昆虫学を学びたいなら台湾の大学に行け」というテーマでお話していきたいと思います。

【どんな方に向けた記事か】

・昆虫に関わる学部に進学したい高校生
・大学院で昆虫学系の研究ができる大学に進学したい大学生

そんな方に是非一度読んで欲しい記事となります。

  • なぜ台湾なのか
  • 昆虫学科の魅力
  • 実際の雰囲気&選び方
  • 入学するには?

などを解説してゆきます。

 

日本には昆虫学部/学科がない!

大学で昆虫について学びたい方はもうわかっているとは思いますが、日本の大学には昆虫学部および昆虫学科は存在しません。
詳しくは【昆虫好き必見】昆虫学が学べる大学はどこ??【徹底調査】参考。

 

しかし、ちょっと海外に目を向けてみると昆虫学科は意外と存在します。台湾には著名な大学2校が昆虫学科を設置しています。

「えぇ、海外なんてムリだよ」

と思ったそこのあなた、ちょっと待ってください。台湾に2度留学した僕が言います。

ムリなんてありません!(どん!)

この記事・ブログでは台湾の大学入学サポート関連の情報も書いてます。ぜひ目を通してみてください。

 

なぜ台湾なのか

アメリカや中国などに昆虫学科を持つ大学はありますが、なぜ台湾を推すのか。
その理由は意外と簡単です。

ハードルが低いから

もっと掘り下げてリスト化しますね。

・入学時期にラグがあり、半年間(語学等の)準備ができる。
・入学要件に試験は必要ない。書類のみ。
・大学入学共通テストに失敗してからでも考慮できる。
・日本と文化が近く、馴染みやすい。
・日本への理解がある&日本人も多い。
・人と関わりやすい。
・教育費&物価が低く、日本の大学に通うより安い。
・奨学金制度も充実している。

ざっと挙げてみましたが、相当好条件がそろっていると思います。
昆虫学科に限らず、台湾の大学/大学院に通うのには多くの点で利点があります。

ちなみに僕は台湾奨学金を受給していて、ほぼ無償で大学院に通っていました。この辺の説明は長くなるので、別記事をご覧ください。

関連記事

その他デメリットとしては

・ある程度の中国語力または英語力が必要
・現地での友達作りが重要
・日本の友達には会いにくい

などが挙げられると思います。

関連記事

 

昆虫学科のある台湾の大学

  • 台湾大学
  • 中興大学
  • (嘉義大学) ※昆虫学科はないがオススメ

 

国立台湾大学

台湾でNo.1の台北にある大学です。
外国人の受け入れに力を入れていて、日本人も多数進学しています。

昆虫学科の入学語学要件(2022年度)

学士課程(大学部)
中国語学習歴1年以上の証明
・英語要件なし

修士課程
・英語能力証明(指定なし)
・中国語要件なし

学士課程の要件が少しトリッキーですね。
ここに関しては、高校2年生くらいから中国語の塾などに通うしか方法はなさそうです。

 

国立中興大学

農学系の学部ではNo.2、台湾大学の次に位置する台中の大学です。
僕が通っていた大学でもあり、昆虫学科の教授とは個人的な結びつきがあります。

昆虫学科の入学語学要件(2022年度)

学士&修士課程
・中国語能力証明
TOCFL3級(進階級) or HSK5級

または

・英語能力証明
TOEIC 670点 or TOEFL ITP/IBT 500/61 or IELTS 5.0

英語、中国語どちらかの証明で良いので高校でどちらかに注力すれば決して無理ではない条件ですね。

 

国立嘉義大学

こちらも農学系の強い、嘉義県にある大学です。
山にあり交通が不便な大学ではありますが、その立地を生かし昆虫の研究にも力を入れています。

昆虫学科は存在しませんが、近年台湾でも有数な昆虫博物館を大学に設立したことでも話題になりました。

生物資源学科の入学要件
※関連資料を探しています

 

昆虫学科の魅力

  • 大学1年生からどっぷり昆虫を学べる
  • 周りは虫好きばかり
  • 熱帯の昆虫たちに出会える

魅力ばかりですね。

ちょっと解説してゆきます。

 

大学1年生からどっぷり昆虫を学べる

昆虫学科ということは、先生も授業も昆虫関連ばかりであるということ。日本の農学部などと違い、網羅的に学ぶというよりかは専門的に学ぶことができます。

それでも、生物学や微積分が必修になっているところは多いようです。

聞いた話&カリキュラム確認の結果、こんなような授業があります(一例)

・昆虫の標本100種類を作る授業
・鈴虫の音を解析する授業
・養蜂管理学
・都市昆虫学
・生物防除学
・寄生虫学 など

まさに昆虫学科ならではのレパートリーですね。学部生のうちからどっぷり昆虫の魅力を学習できるのは昆虫学科の強みです

 

周りは虫好きばかり

あえて昆虫学科を選ぶということは、同学科の仲間も相当な虫好きですよね。

同じ趣味がある仲間が数十人もそばにいるというのはなかなか貴重な体験だし、すぐに仲良くなれます。もちろんみんな虫を飼ってるので、めちゃくちゃ盛り上がります笑

現に僕には昆虫学科の友達が数名いるのですが、みんな虫を飼っていて昆虫愛に溢れています。ぶっちゃけ知識が専門的すぎてついていけないことも多々あります笑 こんな仲間と4年間過ごせてたらなぁ、とつくづく思いました。

 

熱帯の昆虫たちに出会える

フィールドワークの一環として、外で昆虫採集することもあります。
ご存知の通り南の島国である台湾には固有種が多く、日本でも見ることのできない虫たちも多く存在しているので虫好きにはたまらないことでしょう。

先生にもよりますが、台湾の固有種について研究していることも多く面白い研究に携わることができるかもしれませんね。

もちろん、同学科の仲間たちとプライベートでクワガタ採集なんかも出来たりします。

 

昆虫学科がある台湾の大学の選び方

研究重視である場合

台湾大学

中興大学

嘉義大学(生物資源学科)

研究重視≠学力ではありますが、昆虫学科は母数が少ないので学力と相関しています。

僕の通う中興大学も台湾の国立ではTOP10に入るほどの実力大学です。日本人の数が多い順でもありますが、台湾大学はその他大学と比べると少し入学のハードルは高めです。

 

地理重視である場合

嘉義大学(生物資源学科)

中興大学

台湾大学

あくまで「虫目線」の地理です。
嘉義大学は田舎にあり虫取りに向いている点と、敷地内に台湾有数の昆虫博物館がある点でオススメです。

ただし、不便でもあるので4年間通うならどこかのタイミングでバイクの免許を取る必要があるかもしれません。都会が好きなのであれば台湾→中興→嘉義ですね。

おそらくこの説明だけだと不十分だと思いますので、いろんな要素を加味して決定することになると思います。

関連記事

 

反論:昆虫学に将来性はあるのか

さて、昆虫学科に進む道を紹介して来ましたがおそらく大半の方がこのように考えると思います。

「将来性がない」
「就職が不安」

実は僕も同じように考えていて、結局進学をやめてしまいました。もしかしたら親御さんに止められている方もいるかもしれませんね。

しかし、今ではすごく後悔しています

というのも、実は活躍できる分野がたくさんあるからです。
詳しくは別の記事を参照してもらえるとわかると思います。

関連記事

 

湾の大学への申請方法

台湾への大学(院)へ自力で申請&入学する方法は当ブログが詳しく解説しています。興味がある方は、ぜひ合わせてご覧ください。

また、中国語教育&台湾の大学への入学サポートをしっかり行ってくれる予備校があります。
多くの大学進学者がこの予備校を利用しています。

この予備校では特定の大学に対して入学保証もありますので、確実に進学できるルートもあります。(昆虫学科の場合要確認)

 

結論:昆虫学を学びたいなら台湾に行け

【昆虫学を学びたいなら台湾の大学に行け】

  • 台湾の大学進学のハードルは意外と低く、メリットが多い
  • 1年から昆虫学にどっぷり浸かれる
  • 将来性も(努力ありきだが)意外とある
  • 申請~入学までの情報は揃っている

語学力という条件がありますが、学費や勉強、海外の文化に触れるという面でも台湾への進学は多くの高校生の選択肢のひとつになって来ています。

【諦めないで】昆虫食の将来性・就職について本気で語る【昔の自分へ】でも少し触れてますが、昆虫学においては台湾の大学で学ぶことは多くのアドバンテージとなるでしょう。

 

昆虫学

Posted by NIKOU