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台湾の大学院ってどんな感じ??日本との違いは?【学費など】

2023年9月27日

台湾の大学院ってどんな感じ??日本との違いは?【学費など】

こんにちは、中興大学大学院に通っていた耕平(@HEYinTW)です。
誰かのためになると思って記事にします。

  • 台湾の大学院と日本の大学院の違いって何?
  • 中国語が話せないとダメ?
  • 学費や生活費はどう?
  • 奨学金事情が知りたい!

など、卒業後の一つの選択肢として海外の大学院を考えている方、人生を豊かにするために大学院に進学を考えている方のお役に立てると思います。

台湾の大学(院)進学&奨学金の申請〜合格までを解説したロードマップ記事がありますので、これから申請を考えている方は是非参考にしてください。

大学院を目指している君に聞いてほしい!!

本題に入る前に、少しだけお話しを。

こう言ったら誰かに怒られちゃうかも知れませんが、語学を学ぶためにする「語学留学」と大学で専門を学ぶ「正規留学」では目的も大変さも、正直全然違います。

これは台湾に限ったことではなく、他の国でも同じですよね。
特に大学院は、より専門的な知識を習得するための場所で、語学力はもちろん専門的知識も必要とされます。進学を日本の大学院と迷っている場合は、自分の語学力で勝負できるのか、自分と相談しましょう。

日本の大学院に進学して、1年間交換留学するという手もあります。と厳しいことを言ってしまいましたが、これは自分の実体験に基づくもので、入る大学や個人によってもまた状況は違ってくるので、実際なんとも言えません。

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実は、中国語が一切できなくても、英語力と専門基礎能力があれば入学できる可能性は大いにあります。

ただ、語学力があるに越したことはないということです。
どういうことかというと、英語課程を導入していない学部での授業はほとんど中国語で行われるからです。詳しくは以下の記事にまとめましたので参考にしてみてくださいね。

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今僕が通う学部の入学資格はTOEIC670でした。実際僕の点数は800です。

ただ、もし僕が中国語が話せなかったら、まるでついていけてないと思います。語学も専門も同時に学べる、ラッキー!という感じでは無い可能性が高い、という所をちょっと強調しておきます笑笑

日本の大学院との違い3つ

さて、前置きが長くなってしまいましたが、日本の大学院とは何が違うのか、少しお話しします。僕が理系学部なので内容が理系寄りになってしまいます、ご了承ください。

「大学院」を台湾では「研究所」と言います。「専門機関」みたいな扱いなんですかね。

2年で卒業できない?

日本の大学院は、ヘマしなければ2年で卒業できるようになっています。

一方台湾の研究所は特別2年という縛りがなく、むしろ最低2年という扱いで自分の研究、論文が終わらなければ半年、1年、2年と留年します。この傾向は文系学部に多いようで、現地人も外国人も3年以上修士をしている方が多いです。

そう比べると理系は留年する人が比較的少ない印象です。

先生が実験をしない

そして、先生が実験をしないというのも台湾の研究所の特徴かなと思います。
日本でもこの傾向がある学校はあるとは思いますが、少なくとも僕が通っていた大学の先生は皆研究生に混じって実験をしていました。

僕の指導教授は生徒と進度報告を頻繁に行うのですが、アドバイスや役立つ資料を与えるだけで、自らが実験室で実験する、というところは見たことがありません。もちろん専門分野に関する知識は我々の5千億万兆倍あります。

台湾の学校(の事務)は普遍的に、先生に雑務を任せる機会が多いような気がします。そのため、パーティの準備だったり審査や何かの責任者・担当者に抜擢されるので基本的にいつ何時も忙しそうです。
先生によってはあまり生徒と交流せず、生徒が自力で進めていくしか無い研究室もあるようでした。研究室を決めるため、ある研究室に訪問に行った際に、その先生の学生からこんなことを言われました。

「困難に出くわした時、君ならどうする?」

その言葉を聞いて僕はそっとその研究室を離れました。

TA業務

そして何よりTA業務でしょう。TAはTeacher's assistantの略です。

日本の大学でTA業務と聞いたら「先生が受け持つ授業や実験のお手伝い的な立ち位置で、楽で給料までもらえちゃう美味しいお仕事」というイメージでした笑

台湾でTA業務は「先生が受け持つ授業の一切を受け持つ。実験の予備実験から試薬調整、授業、生徒指導、宿題の添削、テストの作成までを行う」業務です。

そうです。これ、非ネイティブには完全にキツイやつです。

文系でも授業を丸投げされるパターンがあるみたいです。お給料は一応出るのですが、時間換算すると微々たるものだし、これが卒業要件でもあるので日本とは根本的にあり方が違うと言えます。

学費や生活費は?

こちらも気になる所だと思います。
まず学費ですが、外国人の学費は現地人の約2倍だと言われています。

生活費等は、中興大学のHPを参考すると半年の出費内訳はこんな感じです。(参照)

台湾の大学 学費
NT$1 = 3.6元 で計算

学費だけを見ると、1学期で19、順調に行くと76万円/2年ですね。日本の国立大学の大学院の学費は 135万円/2年らしいので、台湾の方が安いです。現地人はもっと安いことになります。

台湾の学費、安い!

実際、台湾の大学進学率は97で日本の63と比べるとその差は歴然です。
外国人受け入れは、アメリカを筆頭にどの大学でも一種のビジネスになっているんという背景はありますが、それなのに日本の学費より安いって、これだけでも行く価値があるんじゃ無いでしょうか笑

では実際2年間でかかる費用を上の表を元に試算してみましょう。これは学部生向けなんで院生とは少し異なるかもしれません。
校外にアパートを借りる:160,000円で計算

結果: 2,378,400円/2年

という試算結果が出ました。ぶっちゃけ、贅沢せずに生活してるだけならもっと安く済みます。

そしてさらに奨学金制度も充実しています。

奨学金について

台湾の大学で魅力的なのが何と言っても奨学金制度でしょう。完全給付型奨学金です。というか、「奨学金」なのに返さなきゃいけない日本の制度の方がおかしいと思います。

台湾の大学or大学院に正規留学している多くの留学生が、金額の大小問わず給付型の奨学金をもらっている、と言っても過言では無いでしょう。

もらえる可能性のある奨学金の種類は大きく分けて2つです。

  • 学校の奨学金
  • 外部機関の奨学金

学校の奨学金

学校の奨学金というのは、学校が優秀な学生に対して学費や生活費を支援するものです。
学校に申請をする際に、奨学金を希望するか聞かれます。

【中興大学の奨学金内訳】参照

  • 生活費補助 6000or8000or10000/
  • 学(雑)費  部分免除or全額免除(保険などは含まない)

最も基本的なのが生活費補助6000元のみの給付で、おそらく留学生の大半がこれを受け取っています。学費の免除は比較的基準が高いらしく、周りにちらほらいる程度です。2学年以降は前年度の成績をもとに再評価されます。

一方、新入生は申請時の資料を元に決められます。
ちなみに、僕は学費全額免除+生活補助6000の給付が決定していたのですが、台湾奨学金をもらえることになったので後日お断りの連絡を入れました。

【余談】

入学してしばらくしてから、採用の際の裏話を聞く機会があったのですが、どうやら僕は(文書上で)結構優秀扱いされていたらしく、学部で1番良い評価を与えた。とのことでした(恐縮です笑)

つまり、「大学の成績」そして「推薦書」「自伝」「研究計画書」がどれだけ重要かわかりますよね。

書類の書き方とコツ、準備についてはよく読んでもらっている記事がありますので興味があればご覧ください。

よく読まれている記事

継続してもらえるかどうかは、学期ごとまたは年ごとに成績を評価されて決められます。

外部機関の奨学金

僕がもらっていた台湾政府教育部の奨学金の他に、外交部の奨学金、ロータリークラブや日台交流協会などが主催するものもあります。日本でトビタテ奨学金などをもらっている方もいるかと思います。

教育部台湾奨学金の受給が決定すれば学費免除+生活費補助20000/(台湾教育部奨学金 大学院用) という内訳なので、挑戦する価値は大いにあります。これを2年間受け取れることになると、約200万円程もらえる計算になります。

先程の試算で出した経費が2,378,400円/2年だったので奨学金だけでほぼまかなえてしまうと言うことになります。

僕がもらっていた台湾奨学金の申請については複雑なので別記事でお話したいと思います。

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さいごに

最近、台湾の大学・大学院に進学する日本人が増えています。つまり、奨学金の倍率もどんどん高くなる、ってことですね。

台湾の大学院についてまとめると、

  • 学費が安い
  • 日本と違う経験ができる
  • 奨学金がもらえる可能性も高い
  • 英語や中国語などを生かして学ぶことができる

というようなメリットがあります。
台湾に正規留学するメリット・デメリットについては、他の記事にまとめてありますのでご覧ください。

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Posted by NIKOU