【台湾】蝦仁炒飯のエビがぷりぷりなのは違法添加物”ホウ砂”のおかげ?
こんにちは、耕平(@HEYinTW)です。
煽りシリーズもマニアックな領域に突入してしまいました。今回は「エビ」をピックアップして記事を書いていこうと思います。皆さんは台湾で、綺麗でプリップリのエビに出会ったことはありませんか?
タイトル通り、「蝦仁炒飯のエビには違法食品添加物:ホウ砂/ホウ酸が使われているかもしれない!?」というお話をしていきます。ちゃんと後で回収しますので、まずは書かせてください。
海老がプリプリなのは違法添加物”ホウ砂”のおかげ?
そもそもなぜこれを取り上げようかと思ったかというと、資料漁りをしている時に見かけたからですね。Youtubeに以前のニュースが載っていましたので、この記事の内容はこれを参考にしています。(数年前のニュースです)
【参考動画】
中国語が分からない方のために、+αを入れて解説していきます。
ホウ砂とは
ホウ砂という物質について触れておきます。
ホウ砂とは、鉱物の一種で重曹と似た用途で使われることが多いです。例えば、掃除の際に消毒や殺菌、食器洗いをする際に使う薬品に含まれていたりします。小さい頃、スライムを作ったことがある方はこのホウ砂を使って作っていた可能性も高いです。まぁそれくらい簡単に手に入るということです。
そんな白色のホウ砂ですが、欧州など一部の国では食品添加物としてごく少量の使用が認められていますが、台湾では使用が禁止されていて、使ったらもちろん違法です。(日本でも違法)
参考:食品安全委員会
さて、ところが台湾でも海老をプリップリに加工するために使われている可能性がなきにしもあらずなんです。
ホウ砂をエビに使うとどうなるか
鳳梨蝦球・蝦仁炒飯などエビが美味しい料理を食べた方で、「エビが大ぶりでプリップリ!美味し~い!」と思った方はいないでしょうか?
急速冷凍過程を経て保存された場合はエビはプリプリになるので、判断は難しいですが極端に値段が安かったりするとホウ砂が使用されている可能性はアリです。ホウ砂を水に溶かしてエビを浸けておくとありがたい効果が得られます。動画を参考にして見ていくと…
1. ホウ砂水に浸したエビは色が薄く、ピンクになる
画像引用:三立LIVE新聞 蝦仁泡「硼砂」保鮮 量多中毒恐要命
2. ホウ砂ソーダ水に浸したエビは体積が1.5倍ほどになる
画像引用:三立LIVE新聞 蝦仁泡「硼砂」保鮮 量多中毒恐要命
3. ホウ砂ソーダ水に浸したエビは食感がプリプリになる
画像引用:三立LIVE新聞 蝦仁泡「硼砂」保鮮 量多中毒恐要命
エビのために存在してるんじゃないかってほど、エビひいきな効果ですね笑
ホウ砂の毒性は?
日本や台湾で禁止されているのにはもちろん理由があります。
ホウ砂は比較的毒性の強い添加物で、アリやゴキブリ退治に使われるホウ酸ダンゴにも使われるくらいです。ヒト経口最小致死量は709mg/kgなので、多量に食べない限りは大丈夫なのですが体に異常が出る可能性は十分あります。人によっては、この”薬品”に浸したエビを何匹か食べるだけで嘔吐や腹痛などに襲われる…可能性もあるかもしれませんね。
見分ける方法は?
先ほど挙げた3つの効能
- ホウ砂水に浸したエビは色が薄く、ピンクになる
- ホウ砂ソーダ水に浸したエビは体積が1.5倍ほどになる
- ホウ砂ソーダ水に浸したエビは食感がプリプリになる
のうち、元の大きさを知らないので、大きさで判断は難しいでしょう。
よって見分ける方法は
- エビの色はピンク/白色寄りではないか
- 食感がプリップリではないか
ですね。
しかし、新鮮なエビやしっかりと急速冷凍を通して保存されたエビも、やはり同じようにプリプリなので判断は難しいかもしれません。値段が安いかどうかも判断材料のひとつになりそうです。
※あくまで判断材料の1つなので、条件に当てはまっているからホウ砂を使用しているとは限りません。
その他煽りシリーズ
タイトルで思いっきり煽ってますが、他にも台湾関連の食品系の記事を少々斬り込みつつ書いています。台湾だけでなく、自国の食事情や自分の習慣を見直すチャンスでもあると思うので良かったらご覧ください。
・台湾で飲む豆漿(豆乳)の9割が遺伝子組み換え大豆って知ってた?
・【悲報?】肉鬆の正体はエンドウ豆だった!?【台湾の肉でんぶ】
蝦仁炒飯のエビがぷりぷりな理由まとめ
台湾の飯屋で食べる鳳梨蝦球・蝦仁炒飯などに使われるエビを、プリプリ加工するために違法添加物である”ホウ砂”が使われているかもしれないという話をしてきました。
しかし!
最近では規制もどんどん厳しくなっており、実際に”ホウ砂”を使っているお店を見つける方が難しいくらいだと思いますので、エビを見つけても毛嫌いしないでくださいね。そーゆう添加物があるんだと、知識程度にお考えください。
お隣中国では、あのホルムアルデヒドを使ってエビをプリプリ加工していたこともあったみたいです。中華系の人、エビにこだわりすぎ説!
また、日本でエビにホウ砂を使っていたという記述がある資料はググっても見つからなかったので、本当に使われていなかったか政府による隠蔽かどっちかですね(←?)