【TOCFL勉強法】過去問とおすすめ参考書で合格対策しよう!
TOCFLの対策と勉強法
こんにちは、台湾に2度留学経験のある耕平(@HEYinTW)です。今回はTOCFLの対策と勉強について書いていきます。
- TOCFLって台湾留学に必要らしいけど、なにすればいいの?
- 初めてだし何からやればいいか分からない!
- 中級以降から難しくなった、対策したい
という方のために
これだけやっておけば大丈夫!
というテキスト教材をお教えします。
というのも、現在TOCFLに関する参考書は数えられるほどしかなく、結論としてはとりあえずそれをやれということになります。
TOCFLとは
TOCFLは、Test of Chinese as Foreign Languageの略称です。華語文能力測験、台湾華語検定などと呼ばれたりもします。
言い換えれば、台湾寄りの中国語、繁体字の運用能力を図る試験です。
TOCFLは台湾教育部:國家華語測驗推動工作委員會が実施する中国語非ネイティブ向けの中国語試験で、2003年12月から始まりました。
コツさえ掴めば、独学でも全然合格できますので是非対策してください。
1. TOCFL過去問と模擬試験問題集で勉強
対策① 過去問
対策といえば過去問ですね。
過去問に関しては、國家華語測驗推動工作委員會が無料で公開しています。
Band A, B, Cそれぞれ3回分が無料でダウンロードできます。(公式HP問題集ダウンロードページ)
対策② 模擬試験問題集
公式が出版している問題集があります。
本試験と全く同じ形式のリーディングとリスニング問題、そして解答とリスニング問題の原稿も収録されているので、試験対策に役立ちます。
Amazonなどでも購入することが出来ます。
対策③ 公式主催の模擬試験(台湾のみ)
國家華語測驗推動工作委員會が本試と同じ形式で、試験会場で一斉に行う預試という模擬試験があります。
点数にかかわらず、成績は公式な証明書として認められないのですが、たったのNT200(約900円)で本試がどんな感じなのか知ることができるのは大きいです。
現在は台湾でのみ受験できます。
2024年度のTOCFL預試開催日程
また、公式がBnandA, B, Cそれぞれ一回分のみオンラインで模擬試験を公開しています。これも無料なのでぜひやっておくべきでしょう。
→オンライン模擬試験
2. TOCFLのおすすめ参考書・テキストで勉強
参考書テキストも選択肢は3種類ほどしかないです。
- 新版実用視聴華語テキスト
- 當代中文課程テキスト
- 華語文能力測驗關鍵詞彙 The Ultimate Guide to Chinese Vocabulary & TOCFL
新版実用視聴華語テキストと當代中文課程テキストは台湾師範大学が作成しているので、構成は結構似ています。各章毎にテーマがあって、長めの文章が来ます。
その文章に使われている語句の意味や文法を後から説明していくというスタイルです。
また、CD付属で、単語まで読み上げてくれます。
テキストはレベル別(1~6)に分かれており、価格はどちらも1冊5000円前後ですが、気をつけなければいけないのは、解説は英語と中国語だということですね。
華語文能力測驗關鍵詞彙は上2つと少しちがい、ボキャブラリー重視のテキストになっています。問題形式で進んでいくスタイルで、ボリュームたっぷりです。
解説は中国語となっています。
おすすめのTOCFL対策と勉強法
さて、どれを選ぶか決まりましたか?
過去問・問題集・テキスト・模擬試験、意外といろいろあって結局何から始めていいか分からないかと思いますので、実際に僕が使ってとても有効だと思った勉強方法を記しておきます。
この4つを順にやれば、十分な対策になると思います。
①参考書を一周する
ぶっちゃけ、これがないと始まりません。
新版実用視聴華語テキストと當代中文課程テキストどちらでもOKですので、自分の受けるレベルのテキストを購入し、CDを全て聴きながら1周しましょう。僕の経験談ですが、Band B以上はリスニングの方が難しいです。
漢字の書きは覚えなくても良いので、意味と読みをしっかり覚えてください。
※教師用や学生用などあって色々ややこしいですが、MP3/CD付属のものを選ぶようにしましょう。
②公式の無料過去問を全部やる
公式が無料で提供してくれているのにやらない手はないでしょう。
ダウンロードして、資料を整理する手間はありますが自分が受けるレベル3回分の過去問はしっかりやって対策しておきましょう。(公式HP問題集ダウンロードページ)
もちろん、無料のオンライン模擬試験も受けておきましょう。
答えあわせと復習も忘れずに。
③TOCFL模擬試験を受ける
もしあなたが台湾にいて、模擬試験を受けられる状況にあるならば是非受けることをお勧めします。僕は台北に遊びに行くついでに受けましたが、そんな軽いノリで受けれちゃいます。
200元は本当に安いですし、TOCFL本番と同じ形式なので自分のレベルを知ることができます。
例えばレベル5(Band C)を受けたいけど自信がないときは、模擬試験でBand Cを受けてその結果を見てから本試でどのレベルを受けるか決めることができます。
模擬試験を受けられない、もしくは日本にいるならば模擬問題集を買うのも手ですが、Level2以下(Band A)を受けるのであれば買わない方が良いです。
日本人であれば無料の3回分だけで十分合格できると思います。
④TOCFL本試
遅ばせながら言っておきたい事なのですが、自分の必要な証明のレベルはどこなのかをはっきりしましょう。
例えば大学・大学院申請なら、学部によって求められるレベルが違います。必ず確認しておきましょう。
もしレベル3以上(Band B)の証明が必要なのであれば、練習といえども本試でBand Aを受けることはおすすめしません。BandAの勉強はするにしても、本試まで受ける必要はないです。
初心者からでもテキストと過去問を順番にやっていれば、レベル2までは合格圏内です。
また、過去に授業などで中国語をやっていた方もレベル3からの受験をオススメします。
テキスト1つ5000円、本試も5000円程かかるので、自分の中国語レベルと相談しながら勉強していきましょう。日本人にとって中国語は比較的馴染みやすい言語なので、上達は他の国の学習者よりも早いです。
Band Cあたりから明らかに難しくなってきますので、過去問やテキストをやりこみ対策することが合格のカギとなってきそうです。
TOCFLの対策・勉強法まとめ
今回はTOCFLの参考書や対策・勉強方法についてまとめてみました。
スマホアプリなどで気軽に勉強できたら嬉しいのですが、残念ながら今の段階では優秀なアプリは出ていません。
一応あるにはあるのですが、粗い作りで、広告が邪魔だという印象です。
有料でもいいので、優秀な対策アプリが出て来たら良いですね!
もしあなたが台湾の大学(院)入学を目指しているなら、申請〜入学、その他お役立ち情報を解説したロードマップ記事がありますのでぜひご活用ください。