【台湾】西瓜汁がバカほど安い理由【20元でスイカは買えない】
こんにちは、耕平(@HEYinTW)です。
「西瓜汁」とは日本語で言うスイカジュースのことです。
台湾には夏が近くなると西瓜汁を売る屋台が街中や夜市に登場して、庶民から親しまれています。もちろん観光客にも人気があり、美味しい「西瓜汁」ですがこう疑問に思うことはありませんか?
なんでこんなに安いの?
その謎を紐解いていきましょう。
西瓜汁の値段は?
写真は台湾のどこにでもある、一般的なスイカジュースの屋台です。価格はだいたい500ccで20元程度。日本円に換算すると70円ほどで手に入ります。
500cc 20元
700cc 25元
1000cc 35元
みたいな価格設定が多い気がします。
普通に考えて、破格すぎますね。確かに南国である台湾のフルーツは美味しくて安いのが有名ですが、果たして「西瓜汁」を20元で提供することは本当に可能なんでしょうか…。
西瓜汁が安い理由
もうなんとなくお察しだと思うので、結論から言いましょう。
結論:氷or水+シロップでカサ増ししている!
簡単な話、100%スイカジュースではないと言うこと。1杯20元で売られているような屋台ではだいたい、スイカをミキサーにかける際に氷か飲料水を一緒に入れます。そうすると当然味や甘さが薄くなるので、果糖シロップなどで調節しています。見栄えを良くするために赤い発色料を入れているところもあるみたいですね。
こうすることで、コストを抑えた「西瓜汁」が出来上がります。
100%西瓜汁が飲みたいなら
100%西瓜汁が飲みたいなら、看板を見ましょう。
「100%」と記載されているところを選べばまず間違いないでしょう。本当に100%スイカ果汁であれば、500ccで40元以上はします。
例外として、年によってスイカがインフレしてめちゃくちゃ安い時や100%を謳っているのに店長のさじ加減で薄まっている場合などがありますので、値段は目安としてお考えください。
【参考動画】※中国語です
こちらの動画でも、一杯20元で西瓜汁を売っている店員さんは「100%の西瓜汁が飲みたければ自分で作れ」というようなことを言っていますね。半分かそれ以上はカサ増しされていると考えても良さそうです。
見分ける方法
もし自分の飲む西瓜汁がカサ増し品なのか100%果汁なのか判断したい場合は、以下の2点を確認してみましょう。
- 色や味が薄くないか
- 水と分離していないか
色や味が薄くないか
先ほども触れましたが、薄めていると言うことは色や味が薄くなっているハズですね。甘さはシロップで保管されているのでわかりにくいかと思いますが、スイカ自体の濃さやスイカ特有の赤色で判断できる可能性もあります。
写真は僕が実際に25元で買った「西瓜汁」ですが、爽やかで甘く、キンキンに冷えたスイカにかぶりついた様な爽快感が味わえるので暑い日にはもってこいという感じでした。しかし、氷を入れるのはしっかりこの目で見ましたし、色も味もなんとなーく薄い気がしました。
発色料を使われていたら、色はわからないかもしれませんね…。
水と分離していないか
水でカサ増しされている西瓜汁は100%果汁と比べると、少し放置した際に水とスイカ果汁が上下で分離しやすいです。と言っても完全に分離するわけではなくなんとなくわかる程度です。
買ってスグに飲む人がほとんどだと思うので、気付くのはなかなか難しいでしょう…。
【参考動画】※中国語です
やはり味と値段で判断するのが一番かなと思います。100%西瓜汁を飲んだことのある人はカサ増し品に気付きやすいと思います。とはいえ、僕らが普段コンビニで飲んでいる飲料も果汁なんてほとんど含まれていないカサ増し飲料なんで特に気にする必要はないかと思います。
その他台湾の食品に対する煽り記事
今回は「西瓜汁がバカほど安い理由」と言うテーマで少々煽ったような記事を書きましたが、他にも台湾関連の食品で記事を書いていますので紹介しておきます。よかったらご覧ください。
西瓜汁がバカほど安い理由まとめ
さて、西瓜汁が安いのはなぜかを解明してきました。
簡単にまとめると「西瓜汁」は
- 水や果糖シロップでカサ増しされていて
- 100%果汁ではないので
- 500ccで20元と言う
- 破格の値段で販売できる
と言うのが今回の結論になります。
市販の大体の飲料はカサ増し飲料だし、知った上で飲んでいる人も大勢いるので特に毛嫌いする必要はありません。100%西瓜汁は、もうちょっと高いよと言うことだけ覚えていればOKだと思います。