台湾のライブチケットの取り方|拓元・KKTIX・ibonの登録から発券まで

台湾のライブチケットの取り方

こんにちは、台湾在住の耕平です。

台湾のライブに行きたいとき、最初にぶつかるのがチケットの取り方です。先に結論を書くと、旅行者でも日本のパスポートと日本の携帯電話番号でチケットは買えます。

ただし日本と違って、販売サイトは公演ごとにバラバラで、会員登録とSMS認証を済ませていないと買えません。発売日に慌てて登録しようとすると、ほぼ間に合わないと思ってください。

この記事では、日本人が使う機会の多い拓元(tixCraft)・KKTIX・ibon售票系統の3サイトについて、登録から支払い、チケットの受け取りまでを公式の案内をもとにまとめました。旅行者向けを中心に、最後に台湾在住者向けの補足も入れています。

台湾のアイドル事情やどんなグループがいるかは、こちらの記事で紹介しています。

台湾のアイドル事情|人気グループとライブの行き方【2026年最新】
この記事では、いま台湾で活動している主なグループを男女別に紹介したあと、在住者や旅行者が実際にライブへ行く方法までまとめます。

まず確認:その公演はどのサイトで売られる?

台湾では、公演ごとに主催者が販売サイトを決めています。同じアーティストでも、ツアーによってサイトが変わることがあります。まずは主催者の告知や公演ページで、どのサイトで売られるかを確認しましょう。

日本人がよく使う3サイトの違いは次のとおりです。

サイト日本語表示ログイン方法主な受け取り方法
拓元(tixCraft)ありFacebookかGoogleセブンイレブンで発券、会場受取、モバイルチケットなど
KKTIXありメールアドレスで会員登録電子チケット(QRコード)、ファミリーマートで発券など
ibon售票系統ありGoogle・uniopen・LINEセブンイレブンのibon端末で発券

*受け取り方法や支払い方法は公演ごとに決まります。必ず各公演ページの規約を確認してください。

この3つ以外にも、年代售票や寬宏售票、Ticket Plusなどのサイトがあります。基本の流れ(会員登録→SMS認証→購入→受け取り)はどこも同じです。

購入前に準備しておくもの(旅行者向け)

発売日までに、次の4つをそろえておきましょう。

  • パスポート → 会員登録で番号を入力する。実名制の公演では入場時に原本を見せる
  • SMSを受け取れる携帯電話 → 日本の番号でOK(拓元は公式Q&Aで「海外の携帯番号でも認証できる」と明記)
  • クレジットカード → VISA・Mastercard・JCBが使える。拓元とibonではAmerican ExpressとDinersは使えない
  • FacebookかGoogleのアカウント → 拓元はこのどちらかでログインする

会員登録は発売日の前日までに

拓元もibonも、SMS認証が終わっていないとチケットを買えません。公演によっては「認証してから24時間たたないと購入できない」というルールがついていることもあります(拓元の公演ごとの購入案内の例)。

ibonも公式に「販売日の前日までに会員登録とSMS認証を済ませ、発売の10〜30分前にはログインしておく」ことをすすめています(ibon售票系統の案内)。登録は、行きたい公演が決まった時点で済ませておくのが安全です。

パスポート番号の入力ルール(拓元)

拓元の会員登録では、パスポート番号を10桁で入力します。10桁に満たない場合は先頭にゼロを足し、10桁を超える場合は最初の10桁だけを入力します。

tixCraft公式ヘルプのパスポート番号入力ルール
出典:tixCraft公式ヘルプ

日本のパスポート番号は英字2文字+数字7桁の9桁なので、先頭にゼロを1つ足して10桁にします(例:TK1234567 → 0TK1234567)。

登録したあとは、パスポート番号を自分で変更できないんだよね…

そうなんです。拓元の公式ヘルプでも「登録後は証件番号を変更できない」とされています。入力ミスがないよう、送信前に必ず見直してください。

拓元(tixCraft)でチケットを買う手順

台湾の大型コンサートでいちばん使われているのが拓元です。サイトは日本語で表示できます。

tixCraft(拓元)のトップページ
左上の「日本語」で表示言語を切り替えられる

1. FacebookかGoogleでログインする

右上の「ログイン」を押すと、FacebookかGoogleを選ぶ画面が出ます。

tixCraftのログイン画面

ここで選べるのはどちらか一方だけです。携帯電話の認証を済ませたあとは、ログイン方法を変えられません(拓元の会員規約)。ふだん使っているほうを選びましょう。

2. 個人情報を入力してSMS認証

初回ログイン後、国籍・氏名・パスポート番号・性別・生年月日・携帯電話番号・住所を入力します。1人1アカウントで、パスポート番号も携帯電話番号も、ほかのアカウントとは共有できません。

日本の住所を入れるときは、地域のプルダウンで「Overseas(海外)」を選び、「999OverseasAddress」のあとに住所を続けて入力します(公式ヘルプ)。

送信すると携帯電話に認証コードが届きます。コードの有効期限は15分で、届かない場合は5分ごとに再送できます。着信拒否アプリや「企業からのSMSを拒否する」設定があると届かないことがあるので、事前に確認しておきましょう。

3. 公演ページで規約を読む

「公演情報」から行きたい公演を探します。

tixCraftの公演情報ページ

公演ページを開いたら、購入ボタンを押す前に、下に並んでいるタブ(注意事項・取引規約・引換・受取・払戻し規約)を読んでおきます。購入枚数の上限、支払い方法、受け取り方法、実名制かどうかは公演ごとに違い、すべてここに書かれています。

tixCraftの公演ページ。購入ボタンと規約のタブ
規約は中国語のみの公演も多いので、ブラウザの翻訳機能を使うと読みやすい

4. 購入する

発売時刻になったら、次の流れで進みます(公式ヘルプ)。

  1. 公演ページの購入ボタン(立即購票)を押す
  2. 日程の一覧から、行きたい日の購入ボタンを押す(発売前はカウントダウンが表示される)
  3. 座席の選び方とエリアを選ぶ
  4. チケットの種類と枚数を選ぶ
  5. 支払い方法と受け取り方法を選んで確定する

座席の選び方は「おまかせ(自動配席)」と「自分で選ぶ」の2種類です。公式も早く買いたいならおまかせがいちばん効率的と案内しています(座席の選び方)。

5番目の確定画面は10分以内に済ませないと最初からやり直しです。1回の注文で買えるのは1公演・1日程分だけなので、2日分行きたいなら注文を分けます。

5. クレジットカードで支払う

旅行者はクレジットカード払いになります。使えるのはVISA・Mastercard・JCBで、同じブランドのデビットカードも使えます。カード入力画面では15分以内に支払いを終えてください(クレジットカードの案内)。

ATM振込もありますが、台湾の銀行口座からの振込しか受け付けていません(ATM振込の案内)。

支払いのあと「成功」って表示が出れば、もう安心?

表示だけでは判断しないのが正解です。拓元は、表示が成功でも失敗でも、購入履歴の注文ステータスで確認するよう案内しています。

「Order Confirmed」になっていれば支払い完了です。

6. チケットを受け取る

受け取り方法は公演ごとに決まっていて、主に次の4つです(受け取り方法の一覧)。

受け取り方法内容
セブンイレブンで発券店内のibon端末で発券。手数料は1注文NT$30
会場受取公演当日に会場の窓口で受け取る。写真付き身分証の原本が必要
モバイルチケットスマホにQRコードが表示される。手数料は1枚NT$10
郵送書留や宅配で届く。条件は公演の規約で確認

旅行者にいちばん多いのはセブンイレブンでの発券です。手順は次のとおりです(ibon発券の案内)。

  1. 支払い完了から20分ほどたつと、購入履歴に「取票序號(英数字10桁)」と「取票號碼(数字8桁)」が表示される
  2. セブンイレブンのibon端末で「購票/取票/訂房」→「售票系統」→「取票」→「拓元售票系統」の順に押す
  3. 2つの番号を入力して、出てきた紙をレジへ持っていく
  4. レジで手数料NT$30を払うとチケットを受け取れる

紙が出てから10分以内にレジで払わないと無効になります。発券の締め切りは公演当日の23:59ですが、公式は公演の1〜2日前までに済ませるようすすめています。

発券したチケットの注意点

ibonのチケットは感熱紙です。熱に当たると真っ黒になって読めなくなるので、暑い場所や熱いものの近くに置かないでください。

取票番号やQRコードのスクリーンショットをSNSに載せるのもやめましょう。拓元も、悪用を防ぐために公開しないよう注意しています。

会場受取を選んだ場合は、注文番号と、購入者本人の写真付き身分証の原本(旅行者はパスポート)が必要です。コピーやスマホの画像は受け付けてもらえません(会場受取の案内)。

KKTIXでチケットを買う手順

KKTIXは、来台する日本のアーティストの公演や、中小規模のライブでよく使われるサイトです。サイトもアプリも日本語で表示できます。

KKTIXのトップページ(日本語表示)
右上の「会員登録」から登録する

会員登録とSMS認証

KKTIXはメールアドレスで会員登録します。

KKTIXの新規登録画面

2023年6月から、会員向けの購入が必要な公演では携帯電話のSMS認証が必須になりました(KKTIXの案内)。認証画面で国番号を選べるので、日本の番号でも認証できます。拓元と同じく、1つの番号は1つのアカウントにしか使えません。

登録した氏名とパスポート番号は、実名制の公演で入場時の照合に使われることがあります。あとから直す場合は手数料がかかるので(個人情報の修正について)、パスポートの表記どおりに入力しましょう。

購入の流れ

KKTIXは公式の日本語ガイドがあり、流れは5ステップです(KKTIX公式の購入ガイド)。

KKTIX公式の日本語購入ガイド
出典:KKTIX公式の購入ガイド
  1. 公演ページ下の「すぐ申し込む」を押す
  2. チケットの種類と枚数を選び、規約に同意して「次へ」
  3. 座席を確認する(最初に自動で割り当てられ、制限時間内なら変更できる)
  4. 制限時間内に必要事項を入力し、支払い方法と受け取り方法を選ぶ
  5. 支払いが済んだら、選んだ方法でチケットを受け取る

チケットの受け取り

KKTIXでよく使われるのは電子チケット(QRコード)です。購入後、KKTIXのアプリかサイトの「マイチケット」でQRコードを表示して入場します(電子チケットの案内)。

注意したいのは、QRコードのスクリーンショットや撮影した画像では入場を断られることがある点です。当日はアプリを入れたスマホを持っていき、会場でアプリからQRコードを出しましょう。

ファミリーマートで発券する公演もあります。店内のFamiPort端末で「票券」→「售票系統」→「KKTIX」→「取票」と進み、パスポート番号と8桁の取票番号を入力します。出てきた紙をレジに持っていき、手数料NT$30を払うとチケットを受け取れます(FamiPort発券の案内)。

郵送は台湾国内向けのサービスなので(郵送の案内)、旅行者は電子チケットかファミリーマート発券を選ぶのが確実です。

ibon售票系統で買うときのポイント

ibon售票系統は、セブンイレブンを運営する統一グループのチケットサイトです。右上のプルダウンで日本語表示に切り替えられます。

ibon售票系統のトップページ(日本語表示)
  • ログイン → Google・uniopen・LINEのどれかでログインし、SMS認証をする
  • 支払い → 外国人はウェブサイトからクレジットカードで購入。海外発行のカードはVISA・Mastercard・JCBのみ(Diners・銀聯・American Expressは不可)
  • 準備 → 販売日の前日までに登録と認証を済ませ、発売の10〜30分前にはログインしておく

ここまでの内容はibon售票系統の公式案内に基づいています(ログイン方法の案内)。

SMS認証で日本の携帯番号を使えるかは、公式の案内に明記がありませんでしたが、使えたという友達がいたので、おそらく使えると思います。

実名制の公演で気をつけること

台湾の人気公演では、転売対策として実名制(實名制)が増えています。チケットに購入者の名前が印字され、入場時に身分証と照合されます。

  • パスポートは原本を持っていく → コピーやスマホの写真では認められない
  • 登録した番号と同じパスポートを使う → 会員登録や購入時の番号と照合される
  • ルールは公演ごとに違う → 購入前に公演ページの規約を必ず読む

ルールが公演ごとに違う例として、2026年7月のSEVENTEEN高雄公演では、拓元が「台湾籍の人は身分証の番号でしか入場確認できない」という規定を出しました。パスポート番号で登録していた台湾籍のファンは入場できず、払い戻しのみの対応になっています(NOWnewsの報道)。これは台湾籍の人向けのルールですが、実名制の条件は公演ごとに細かく変わることがわかります。

取れなかった友達の分を、SNSで譲ってもらうのはどう?

おすすめしません。台湾では2023年6月から、定価より高くチケットを売ると、額面の10〜50倍の罰金になりました。ボットや他人名義などの不正な方法で買うと、3年以下の懲役か300万元以下の罰金です(台湾高等検察署の解説)。実名制の公演なら、他人名義のチケットではそもそも入場できない可能性もあります。

取れなかったときにできること

発売直後に売り切れても、あきらめるのはまだ早いです。払い戻しや支払い期限切れで、あとから戻ってくるチケットがあります。拓元も、払い戻しや未完了の注文で放出されたチケットは、あとで別の人が買える場合があると案内しています(座席の選び方)。

発売後もしばらくは公演ページをこまめに確認しましょう。転売を見つけたときは、文化部の転売通報ページから通報できます。

台湾在住者向けの補足

台湾に住んでいる人は、パスポートの代わりに居留証の番号(統一証号)で会員登録できます。

統一証号は2021年1月2日から新しい形式に変わりました。新しい番号は台湾の身分証と同じ「英字1文字+数字9桁」で、2桁目が8(男性)か9(女性)です。古い「英字2文字+数字8桁」の番号も2031年12月31日までは使えます(中央社の報道)。

拓元は登録後に証件番号を変更できないので、どちらの番号で登録したかを覚えておき、実名制の公演ではその番号が載った居留証を持っていくようにしましょう。登録後に居留証を新しい番号へ切り替えた場合の扱いは、公式の案内に明記がありませんでしたので、カスタマーセンターから連絡するのが吉です。

支払いの選択肢も広がります。台湾の銀行口座があれば拓元のATM振込が使えます。振込期限は注文から1〜2時間ほどで、公演によって違います(ATM振込の案内)。台湾の携帯番号があれば、SMS認証の心配も少なくなります。

よくある質問

A. 拓元はできます。公式Q&Aに「海外の携帯番号でも認証できる」とあります。KKTIXも認証画面で国番号を選んで認証できます。ibonは公式の案内に明記がないので、登録画面で確認してください。

A. VISA・Mastercard・JCBなら払えます。拓元とibonでは、American ExpressとDinersは使えません。

A. 旅行者は、台湾に着いてからセブンイレブンかファミリーマートで発券するか、電子チケットを選ぶのが確実です。KKTIXの郵送は台湾国内向けのサービスです。

A. 拓元のセブンイレブン発券は公演当日の23:59までです。ただし公式は、公演の1〜2日前までに済ませるようすすめています。

A. 購入できる枚数の上限は公演ごとに決まっています。実名制の公演では、名義の扱いも公演ごとに違うので、購入前に公演ページの規約を確認してください。

まとめ

  • まず販売サイトを確認 → 拓元・KKTIX・ibonなど、公演ごとに違う
  • 会員登録とSMS認証は前日までに → 日本の携帯番号でも認証できる(拓元・KKTIX)
  • 拓元のパスポート番号は10桁で入力 → 日本のパスポートは先頭に0を1つ足す
  • 支払いはクレジットカード → VISA・Mastercard・JCB
  • 受け取りはセブン・ファミマ・電子チケット → 発券は公演の1〜2日前までに
  • 実名制ならパスポート原本が必須 → 転売チケットには手を出さない

台湾のチケットは、慣れるまでは手順が多く感じます。でも一度アカウントを作ってしまえば、次からはずっと楽になります。行きたい公演が決まったら、まずは会員登録から始めてみてください。

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