昆虫食を扱う企業17選!世界を救うベンチャー【日本と海外】

2020年3月11日


【2020年】世界を救う!!昆虫食を扱う企業13選【日本と海外】


こんにちは、食品系の大学院に通う耕平(@HEYinTW)です。

今、「昆虫食」業界がアツいのはご存知でしょうか?
ムシなんか食べないよ」と思ってらっしゃる方もいると思いますが、昆虫食を扱う会社やショップはここ数年でめちゃくちゃ増えています。無印が「コオロギせんべい」を発売したことでより一層話題になっていますね。
コオロギせんべいの栄養価を調査!商品に隠されたメッセージとは

今回は「世界を救う昆虫食を扱う企業17選」というテーマで、日本と海外にある昆虫食スタートアップ・ベンチャー企業を紹介します。

 

なぜ昆虫食が注目されているのか

本題に入る前に少し昆虫食の現状についてお話しします。

 


 

国連も推奨

食糧農業機関(FAO)は2013年に、食糧/水不足、地球温暖化対策の解決手段として昆虫を食用や飼料として推奨するという趣旨の報告書を発表しました。

これにより世界が「昆虫食」に対する重要性を認知し始め、各国の企業が昆虫食の研究&商品化に尽力しています。

日本は少し出遅れましたが、ここ数年でどんどん参入してきています。

 

昆虫食のメリット

昆虫食のメリットについて軽く触れておきます。
詳しくは【閲覧歓迎】昆虫食の魅力について本気で語るで書いてますので、気になる方はのぞいてみてください。

【昆虫食のメリット】

1. 健康的メリット

  • 豊富なタンパク質、良質な脂肪酸や微量栄養素を含んでいて、肉や魚に代わる栄養補助食品としても活用できる。
  • 高タンパク低脂肪なため、ダイエットにも向いている。
  • 牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザ(H1N1)のような人間に伝染する動物の病気を伝染する危険度が低い。

2. 環境的メリット

  • 家畜と比べて、メタンなどの温室効果ガスの産生がほとんどない。
  • 養殖の際、家畜ほど土地を必要としない。
  • 家畜ほど水を必要としない。
  • 飼料変換効率(feed conversion efficiency)、肉変換率(feed-to-meat conversion)が高い。

3. 社会的・経済的メリット

  • 高飼料変換効率、水も土地も少なくて済む=経済的である。
  • 家畜などと違い飼育が簡単で土地不足や女性、貧困層も参入できる低資本の事業になり得る。
  • 簡単に飼料や食材に加工できる。

とりあえず、昆虫食ってすごいんだなと思ってもらえれば良いです。

これにいち早く気付いて昆虫食業界に参入した会社/企業を国内外15社紹介します。

 

昆虫食を扱う企業17

株式会社ワンパクのメディア、BUGS GROOVEが作成した昆虫食カオスマップというものをご存知でしょうか?

昆虫カオスマップ

引用:BUGS GROOVE

見た感じ、ヨーロッパが多いですね。良くまとまってるのでこれを見てもらえばぶっちゃけすぐ分かります。

今回はここに載っている&載ってない含め、何をしている企業なのか解説を入れながら紹介してゆきたいと思います。

 


 

昆虫食:日本の企業10選

TAKEO→昆虫食の通販・販売店を展開
BugMo→コオロギのプロテインバー製造販売
昆虫食のentomo→いもむしカレーをクラファンで!
Ellieおしゃれなシルクフードのスタートアップ企業
FUTURENAUT→大学発のベンチャー
株式会社MNH→コオロギに特化した商品づくり
ODD FUTURE→クリケットコーヒー開発で話題!
GRYLLUS→コオロギ×テクノロジーで課題解決
BugsFarm→昆虫食通販&メーカーとの共同商品開発
Bugoom→日本サプリメントフーズの昆虫食ブランド

TAKEO:昆虫食の通販・販売店を展開

TAKEOタガメのカレー
引用:TAKEO公式HP

昆虫食に親しんでいる方なら誰もが知っている、2014年創業の日本を代表する企業です。東京が事業拠点、昆虫食の輸入/卸売り/通販だけじゃなく、実店舗もあります。

店舗では「コオロギもなか」「タガメサイダー」などユニークな商品が楽しめ、マニアや話題好きの方から支持を得ています。

コオロギの煮干しなど、業界を先駆けた商品が話題です。
京都コオロギを紹介した記事:美味しい昆虫食を7つ紹介するので食べて欲しい

トノサマバッタやコオロギなどの食用利用を大学と共同研究しており、間違いなく日本の昆虫食業界を担っていく企業です。

 

BugMo:コオロギのプロテインバー製造販売

BugMo 商品
引用:BugMo公式HP

京都にある2018年設立の超新星企業。今までに数回クラウドファンディングを行なっており、目標額を大きく超えました。

取り扱う商品は主にコオロギパウダーを使用したプロテインバー
【高タンパク】コオロギの栄養価がスゴいので解説する

2021年6月に「昆虫養殖システム」の開発/成長をプロジェクトとし、「FUNDINNO」という株式投資型クラウドファンディングを実施。目標の3倍以上の資金を調達するほどの信頼と期待があります。
BugMoによって大規模な自動養殖システムが構築されれば、課題となっている昆虫食の質や値段に大きな影響を与えることは間違い無いでしょう。

 

昆虫食のentomo:いもむしカレーをクラファンで!

entomo
引用:昆虫食のentomo公式HP

2017年に法人化した企業。
文章から滲み出る代表のアツさと面白さにとても好感が持てます。

まだこれから、といった企業ですが2018年クラウドファンディングで「いもむしゴロゴロカレー」の応援購入を行なっていて話題になりました。このインパクトはなかなか強く、我々の世界では好評でした。

 

Ellie:おしゃれなシルクフードのスタートアップ企業

Ellie
引用:Ellie公式HP

蚕の幼虫や蛹を加工したシルクフードを展開する2018年創業の企業。
2020年1月~5月までの限定プロジェクトで「シルクバーガー」等を店舗販売し、SNSでも話題になった注目のスタートアップ企業です。

 

FUTURENAUT:大学発のベンチャー

Futurenaut 昆虫食企業
引用:FUTURENAUT

高崎経済大学発の昆虫食ベンチャー。

コオロギゴーフレットはAmazonなどで手頃な値段で購入できるため、SNSで試し買いレビューをする人が続出。代表が20代であり、若者目線でデザインやマーケティング戦略を行なっているような雰囲気があります。

 

株式会社MNH:コオロギに特化した商品づくり

株式会社MNH 昆虫食企業
引用:株式会社MNH

菓子製造企業である株式会社MNHは、2017年から研究を開始し、コオロギを使ったスナック商品を展開。安くて手頃にお買い求めができる「コオロギスナック」はAmazonで売り切れが続く人気商品となりました。

コオロギに特化した商品を扱っているので今後のバラエティにも期待したいところです。

ODD FUTURE:クリケットコーヒーで話題に

引用:ODD FUTURE

(おそらく)業界初となるコオロギパウダーを配合したコーヒーを開発、販売しているスタートアップ企業。CEOも若く、これから市場の拡大が予想されます。

商品パッケージがスタイリッシュなのも他社との差別化を図るこだわりでしょう。

TwitterInstagram等でもブランディングを行なっています。

 

GRYLLUS:コオロギ×テクノロジーで課題解決

画像引用:Gryllus

最先端のバイオサイエンステクノロジーを利用して、コオロギ(タンパク源)の供給をインフラ化させるために奮闘している企業です。

徳島大学発のベンチャー企業であり、週刊東洋経済が特集する「すごいベンチャー100」に選出されたこともあります。コオロギ生産〜消費までをサイクル化させるテクノロジーはSDGsとも相性が良く、今後が期待される企業と言えます。

 

BugsFarm:昆虫食通販&メーカーとの共同商品開発

Bugsfarm
引用:BugsFarm公式HP

昆虫食の大手通販店。
メーカーとの共同開発で「コオロギ塩」や「コオロギうどん」などの商品も開発していてとてもユニークな企業です。

世界の各種昆虫食の販売を行なっているので「情報ココにあり」といった感じです。オンライン販売でキャンペーンやアウトレットなどを行っているので安く購入できたりします。

コオロギうどんやダンゴムシパウダー等、ユニークな商品も取り扱っています。別記事に詳細もまとめてあるので、気になる方は見てみてください。
【裏技】昆虫食を安く購入する方法|昆虫食アウトレット

 

Bugoom:日本サプリメントフーズの昆虫食ブランド

Bugoom
引用:Bugoom公式HP

昆虫食を販売している日本でも主力の企業ですが、厳密には日本サプリメントフーズ株式会社のひとつのブランドです。「健康」と「食の未来」に重点を置いたスタイリッシュな商品(虫)がウリで、信頼度は抜群。

人気No.1はなんとあのカブトムシ。興味があればどうぞ。
バグーム(Bugoom)で昆虫食を始めよう!【未来を先取り】

 


 

昆虫食:海外の企業7選

EXO→アメリカのコオロギ食品最大手
Eat Grub→イギリスの先進的食品ブランド
Six Food→「CHIRPS」を販売し全世界に
ENTOMO FARMS→食料&飼料用昆虫の商品を販売
JR UNIQUE(THAILAND UNIQUE)→アジア最大の昆虫食企業
CRITTER BITTER→革命的な商品戦略
Crické→イギリスのコオロギ食品大手

 

EXO:アメリカのコオロギ食品最大手

EXO
引用:EXO公式HP

おそらくアメリカで最も知名度の高い昆虫食の企業でしょう。
コオロギプロテインバー等が主力商品。

Aspire Foodが買収し、そこから提供されるコオロギ原料を使っています。

 

Eat Grub:イギリスの先進的食品ブランド

EAT GRUB
引用:EAT GRUB公式HP

コオロギフードを扱うイギリスのブランド。

友人同士で立ち上げたスタートアップ企業らしいです。こちらもプロテインバーやコオロギスナックが有名で、Amazonなどでも購入できます。
Eat Grubプロテインバーを紹介した記事【7選】初心者におすすめの昆虫食まとめ
※2020.4~販売を中止しています。

 

Six Food:「CHIRPS」を販売し全世界に

SIX FOOD
引用:Six Food公式HP

こちらのアメリカのスタートアップ企業。
先駆けてコオロギを使用したチップスを販売してその有用性を示しました。

 

ENTOMO FARMS:食料&飼料用昆虫の商品を販売

ENTOMO FARM
引用:ENTOMO FARMS公式HP

コオロギを主にした食品を製造販売するカナダのスタートアップ企業。

面白いのは、家畜用の飼料も製造しているところ。

 

JR UNIQUE(THAILAND UNIQUE):アジア最大の昆虫食企業

JR UNIQUE
引用:JR UNIQUE公式HP

昆虫食の盛んなタイの企業です。
2003年から早くも昆虫食の一般普及を目指していた超老舗企業と言えるでしょう。

昆虫を原料に加工食品を作るというよりも、食用昆虫そのものを販売していて、商品はAmazonなどでも購入することができます。

 

CRITTER BITTER:革命的な商品戦略

CRITTER BITTER
引用:CRITTER BITTER公式HP

昆虫(コオロギ)をパウダーにして練り込むという加工方法が多い中、この企業はコオロギから抽出したエッセンスを商品としています。

開発者がデザイナーとだけあって、ユニークで画期的なアイデアですね。

 

Crické:イギリスのコオロギ食品大手

CRICKE
引用:Crické公式HP

こちらもイギリスにあるコオロギを原料にしたチップスを販売する企業。

2014年創立ですが商品数は少なく、じわじわ力を上げているスタートアップです。

 

世界にある昆虫食の企業

こちらのサイトに世界中の昆虫食関連企業のリストが掲載されています。

 

昆虫食関連の企業まとめ

今回は国内外の昆虫食関連企業を17社紹介しました。

コオロギを主力として様々な商品を開発している企業が多いですね。ほとんどがここ数年で設立された企業ですが、注目の業界ということで成長がめざましく、これからもどんどん展開&新規参入が増えると予想されます。

昆虫食の認知度と理解度が高まり、我々の食卓に並ぶ日が来るのも遠くない未来だと私は思います。この業界に興味がある方は、積極的に昆虫食を食べて広めていきましょう!

私たち愛好家もそれを願っています。

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