
こんにちは、台湾在住の耕平(@HEYinTW)です。
結論から言うと、Dcard(ディーカード)は台湾の若者に一番使われているSNS型の掲示板です。以前は大学生しか登録できませんでしたが、今は学生でなくても登録できるようになり、2025年7月からは日本のアプリストアからもダウンロードできるようになりました。この記事では、Dcardの特徴と、日本人が使うときの登録方法をまとめます。
Dcardとは?台湾の若者が使うSNS掲示板

Dcardとは台湾の20代を中心に利用されているSNS様の特性を持った掲示板です。スマホとPCどちらでも利用することができ、利用者の大半が大学生~卒業して間もない層なので、大学生の流行の最先端が詰まったアプリと言えます。
創業は2011年、当時台湾大学の学生だった林裕欽氏が作ったアプリが人気を博したことから始まりました。Dcard上で出来ることは年々増えており、機能・操作性も然ることながら経営陣も若き精鋭達ばかりなので、衰えることを知らない成長企業です。
2026年10月の発表では、登録ユーザーは1,100万人以上、毎月の利用者(月間アクティブ数)は2,200万人以上とされています。
出典:iThome 掲載の Dcard プレスリリース(2026年10月5日)
Dcardの特徴
- 若者中心(もともとは大学生のみ登録可能)
- SNSと掲示板、両方の特性
- ニックネーム、匿名型
- 「抽卡」機能で友達作り
- ECプラットフォームで商品購入可能
もともとは大学生だけの掲示板(今は学生以外も登録OK)
Dcardのコンセプトは「若者の集い場」。
もともとは学生証などで大学生であることを証明しないと登録できないサービスでした。1度登録してしまえば卒業後もそのまま利用することができるのでアクティブユーザーは18-35歳が多く、台湾の若者がどんなことに興味があり、何を考えているのかを知るためにはこれ以上ない媒体と言えるでしょう。
今は学生以外にも登録が開放されていて、電話番号だけで登録すると閲覧やいいねができ、投稿・コメントや「抽卡」を使うには学生認証か身分証の認証が必要、という仕組みになっています。詳しくは後半の日本人の登録方法で紹介します。
SNSと掲示板、両方の特性

DcardはTwitterやInstagram、FacebookのようなSNS的な一面と、5chのような掲示板的な一面を持っています。
画像のように約40のカテゴリがあり、カテゴリからジャンルを絞って400種類以上のスレッドを投稿・閲覧をすることができる様になっています。
投稿は一言でもブログ記事のような文章形式でもOK。写真や動画、リンクを貼ることもできます。その投稿を見たユーザーは自由にコメントでき、そのコメントにいいねで反応したり、コメントに対するリプライで議論を繰り広げることもできます。
カテゴリをお気に入り登録することで、アプリを開くだけで好きなカテゴリをすぐにチェック出来たり、話題のニュースやネタがフィードで流れてきたりするように設定することもできます。
また、台湾全国の大学名がそのままカテゴリ化されているので所属大学のカテゴリをお気に入り登録しておけば履修やイベント活動、周辺で起きた事件などの情報をイチ早くキャッチすることができます。
ニックネーム、匿名型

Dcardは完全匿名で投稿、コメントをすることができるプラットフォームです。
本登録には本名を入力する必要がありますが、勝手に公開されることはありません。掲示板に投稿したり、コメントする時には
- 大学名+学部名
- 大学名
- ニックネーム(匿名)
から選ぶことができます。
この匿名性ゆえ、誰でも気軽に話題を広げたり悩みを打ち明けて討論することが出来るようになっています。
「抽卡」機能で友達作り

このアプリには1日1回限定でDcard登録者1人のプロフィールカードを閲覧できる機能があります。
「抽卡」とは「カードを引く」という意味。そして「Dcard」の「D」は実は「Destiny」から由来しており「運命のカードを引く」と言うコンセプトから始まっていたんです。
この「抽卡」で相手のプロフィールを見た後、気になったらメッセージを送ることが出来ます(文面指定不可)。しかし、このメッセージは相手も“同日に”メッセージを送っていない限り届くことはありません。
いきなり新手のマッチングアプリみたいですが、実際にこの機能を使って出会い、友達さらには恋人に発展するケースもたくさんニュースになっているのでユーザーはわんちゃんを夢見て遊んでいる人も多いです。
ちなみに、絶対に異性のプロフィールが出てくる訳ではなく同性も出てきます。感覚的には本当に五分五分と言ったところです。
ECプラットフォームで商品購入可能

ここ数年で出来た機能のひとつに「レビュー型」のECプラットフォームがあります。
「好物研究室」と呼ばれる商品紹介を投稿・紹介できるページでユーザーや登録企業が商品の紹介・レビュー記事を書いて、それに共感した別のユーザーがそのまま商品を購入できるECサイトのような機能が追加されました。
単純な掲示板としての役割だけでなく、若者が集う場所という特性を活かしてコスパの良い生活用品や話題の食品やコスメなどが販売されています。
Amazonの様なレビュー機能もあり、実際に購入した人とコミュニケーションも取れるので商品を吟味して買いたい、財布の紐が硬い学生ユーザーにも適したプラットフォームとなっているのです。
買い方は蝦皮などの通販サイトとほぼ同じ。欲しい商品をカートに入れて、送付先のコンビニや支払い方法を選択するだけです。
日本人もDcardは使える?登録方法【2026年】
Dcardは基本的に台湾人に向けたアプリで、以前は日本のApp Store・Google Playで検索しても見つからず、日本からアクセスすると日本版の『Dtto』に転送されていました。そのため、ストアの地域設定を一時的に「台湾」に変えてダウンロードする、という方法が必要でした。
でも、日本版のDttoは2025年7月30日でサービスを終了し、7月31日以降は日本のユーザーもDcardのアプリをダウンロードできるようになりました。今はストアの地域設定を変えなくても、日本からそのままDcardを入れられるはずです。
閲覧は誰でもできますが、投稿や「抽卡」などの機能を使うには身分の認証が必要です。
台湾の学校に通っている場合
台湾の大学/大学院に交換留学、もしくは学位留学されている場合はそこで発行された学生証などを運営に提出することで台湾人と同じように登録が可能です。
進学などで学部や学校を変えた場合でも、その度に身分を証明すれば随時変更が可能となっています。
ちなみに、審査には1日~2日程かかります。
日本の学校に通っている場合
日本の学校に在籍している場合でも、Dcardに登録することができます。
Dcardの利用者には海外に留学している人も多く、運営側も臨機応変に対応できる様になっていると見受けられます。登録申請手続きを進めていくと、画像のように学校を選択する画面が出てきます。

この時「學校所在地」を「其他」に設定し、「就讀的學校」から学校を選択します。例えば『東京』を検索すると下の画面のように学校名が出てきます。

※画面は2022年に登録したときのものです。今のアプリでは表示が変わっている場合があります。
もし、自分の通っている/いた学校がリストにない場合は「前往客服」からカスタマーサービスに連絡し「〇〇大学を追加してください」と告げることで審査してくれます。
この審査には数日要するかと思います。
【学生認証で登録する場合に必要な情報】
- 電話番号(Facebook, Google, Apple ID等での登録も可)
- 国
- 本名
- 誕生日
- 性別
- 就学している学校/学部
- 学校のメールアドレス or 学生証 or 入学通知 or 卒業証書
学生ではない場合(社会人など)
今は学生でない人も登録できます。電話番号で登録しただけの状態では閲覧・保存・いいねまでで、多くの掲示板で投稿やコメントはできません。身分証の認証を済ませると、大学ごとの掲示板(校版)以外で投稿・コメントができ、「抽卡」も使えるようになります。校版を使うには学生認証が必要です。
外国籍の人がどの書類で認証できるかなど、細かい条件は変わることがあるので、アプリの登録画面やDcardのヘルプセンターで最新の案内を確認してください。
出典:UPtoGO「Dcard只能大學生用嗎?」(2025年12月更新)
日本版Dcard『Dtto』は2025年7月に終了
台湾での成功を受けて、Dcardは香港や日本にも進出していました。日本版は『Dtto』という名前で、一時は250校を超える日本の大学が参加していました。
しかし、Dttoは2025年7月30日でサービスを終了しています。同じ日にマレーシア版も終了し、Dcardの海外版で残っているのは香港・マカオだけになりました。今、日本からDcardのような掲示板を使いたい場合は、本家のDcardを使うことになります。
出典:數位時代「Dcard 退出海外市場」(2025年7月28日)
実際に使ってみた感想
僕は実は台湾の大学に交換留学&大学院に学位留学した経験があり、Dcardにも登録してよく閲覧しているアプリユーザーです。「抽卡」機能もほぼ毎日ログインして確認するほど生活の一部となっています。台湾の大学・大学院への留学の流れは、台湾の大学(院)進学&奨学金の完全マップで詳しくまとめています。
昔はマッチした人とインスタを交換したりしていましたが今は面倒くさくて閲覧のみです。
日本の流行はTwitterで情報収集、台湾の流行はDcardを使って収集という様に使い分けしています。Pttという5chのようなサイトを使うこともありますが、長年の慣れでDcardがメインです。
Dcardは年齢層が若すぎる・匿名性であることから幼稚な荒れ方をすることも多く、タイトルをもじってよく「低能卡」と揶揄されますが若者の流行を掴むにはやはり便利なアプリだと思っています。
僕はこんな使い方をしてます。
- 自分のハマっているゲームの情報収集
- 通っている学校のイベントや事件把握
- 時事問題に対するみんなの反応をチェック
- 流行っているネタや若者言葉の把握
暇潰しにも中国語読解の練習にもなっています。
まとめ
「Dcard」という台湾No.1ソーシャルメディアアプリについて説明しました。
台湾人と同じ土台で会話したい、学校の情報を集めたいなど様々な使い方が出来るため、とりあえず登録しておくと良いと思います。
日本版のDttoは終了しましたが、今は日本からも本家のDcardをダウンロードできるので、台湾の若者の流行が気になる人はのぞいてみてください。台湾人の友達を作りたい人は、HelloTalkで会える言語交換相手を探した経験談も参考にしてみてくださいね。

