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台湾現地採用の現実|在住7年が教える給料・ビザの本音【生活費シミュレーター付】

2026年7月4日

台湾現地採用の現実|現地院卒が教える給料・ビザ・仕事探しの本音

こんにちは、台湾在住7年目の耕平です。

日本の大学を卒業後、一般企業での勤務を経て、台湾の大学院へ進学。その後、現地での就活を経て、現在は台湾の現地企業で現地採用として働いて5年目になります。

  • 台湾で現地採用として働きたいけど、給料や生活費のリアル体験談が知りたい
  • 就労ビザの取得条件、厳しいって聞いたけどクリアできるの?
  • 仕事はどうやって探せばいい?104人力銀行やエージェントの使い方は?
  • そもそも、自分のような未経験や新卒でも現地採用になれる?

という方のお役に立てれば幸いです。

台湾現地採用の就活事情を中心に、実際に就活し、現地で働いて気づいた本音を正直にシェアします。給与・都市別の生活費シミュレーターも用意したので、想像しやすいと思います。

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実際に貰ってた給与とその時の状況も赤裸々にお伝えします!

台湾現地採用のリアルな給料と生活費

台湾で働くことを考えたとき、最も気になるのがお金のことだと思います。外国人だと、どのぐらい貰えて、実際どのくらいの生活水準になるのかを解説します。

就労ビザ取得のための最低給与基準

まず知っておべきなのは、台湾政府が外国人を雇う企業に対して設定している最低給与基準です。

原則として、外国人に対する月給は「47,971台湾ドル(2026.7月時点のレートで約24万円)」以上でなければ就労ビザが下りません。そのため、現地採用として働く場合は、必然的にこの金額以上の給料が保証されることになります。
台湾人の新卒給与中央値が36,000台湾ドル(2026年現在:114年初任人員薪資統計結果)と考えると、結構高い水準になるということが分かりますね。

ただ、この条件には例外もあります。例えば台湾現地で大学や大学院を卒業している場合、月給は「31,520台湾ドル(2026.7月時点のレートで約16万円)」以上であれば企業側は採用できる、という制度になってます。

ビザ取得に必要な条件や書類など、詳しくは以下をご覧ください。

実際の給与相場(1年目)

実際の現地採用の給与(1年目)は、職種や経歴によって異なります。

台湾はIT分野が発展していて、他業種と比べても給与水準が高い傾向にあります。

  • 一般事務・日本語カスタマーサポートなど:3.2万元〜4.5万元
  • 日系企業などの営業職(社会人経験あり):4.8万元〜7万元
  • Web・IT関連マーケター:4万元〜6万元以上
  • エンジニア・プログラマー:6万元〜10万元以上

日本語の必要な一般事務・カスタマーサポートでの採用もありますが、外国人への最低給与(約48,000元)を払ってくれるかというと、マネージャークラスでもない限り難しいです。

筆者の給料を暴露

1つ目の会社:小規模ブランドの日本向け営業

台中で大学院卒業後、台北に就職(1年目)。月の給与は35,000台湾ドル。

2つ目の会社:日本市場向けWebマーケティング

転職してソフトウェア会社へ就職(2年目)。月の給与は48,000台湾ドル。

僕の場合、大学院卒業後はどうしても台湾に残りたかったので、とりあえず就職したというような感じでした。2年目から、ようやく外国人基準の給与をもらえるようになりました。

台北での生活費シミュレーション

では、実体験をもとに「どのくらいの給与で不十分なく生活できるか」をシミュレーションします。

現地採用の標準的な月給である「4.8万元」で台北市内に暮らした場合の、リアルな家賃と生活費の目安です。

  • 家賃(套房と呼ばれるワンルーム):14,000元
  • 食費(外食中心):13,000元
  • 光熱費・ネット・携帯代:2,000元
  • 娯楽・交際費:7,000元

合計:36,000元

毎月の貯金額:約12,000元

僕は大学時代から、家計簿をつける習慣があるので、これらは全て実際の支出を平均化して出したものです。

ちなみに、給与35,000円の1年目の頃はほぼ貯金ができていませんでした笑

外食を少し控えたり、家賃の安い郊外に住むことで、さらに貯金額を増やすことは可能です。贅沢をしなければ、十分に現地で暮らしながら貯金もできる水準です。

生活費シミュレーターを用意したので、確かめてみてください。

台湾企業と日系企業の特徴比較

台湾にある求人には、日本から進出している「日系企業」と、現地の「台湾企業」があります。それぞれに結構典型的な特徴があるな、と感じています。

比較項目日系企業の特徴台湾企業の特徴
給料・手当初任給は高めの傾向(家賃補助や交通費が出る場合も)基本的に現地水準(各種手当はないことが多い)
職場の雰囲気上司が日本人の場合が多く、日本的なしきたりやマナー、上下関係が少し残る服装自由、就業中の朝食・スマホOKなど非常にカジュアル
雇用安定性基本的に解雇はされにくい突然の解雇(クビ)のリスクがある一方、転職もしやすい
残業事情残業代が出る場合が多いが、残業自体も発生しやすい「責任制」として残業代が出ないところもあるが、定時退社が基本

どちらが良いかは人によるかと思います。

日本人のいる環境で、規律の中で働きたい方は日系企業が向いていますし、働き方の自由度を重視するなら台湾企業が向いていると思います。

私の職場(台湾企業)では、服装自由で、出社後にオフィスで朝ごはんを食べるのも日常茶飯事です。出勤カードを切ってから、朝ごはんを買いに行く人もいます笑

台湾と日本の就活の違い

日本の就活といえば、リクルートスーツに身を包み、多額の費用をかけて説明会や面接をハシゴするのが一般的です。一方で、台湾の就活はもっと気軽に出来ます。

就活の服装と準備

台湾では面接でも最低限の礼儀は必要ですが、日本のように夏でもスーツでガチガチに固い服装で挑む必要はありません。シャツにスニーカー、普段使いのカバンで面接に行くのも一般的です。

僕は、カッターシャツにスニーカー、リュックで面接に行きました

マナー講座のような対策もする必要はありませんが、マナーが不必要というわけではないので社会人としての節度を持って挑みましょう。

採用の時期

台湾には日本の新卒一括採用のような文化はありません。

年間を通じて「欠員が出たら募集する」というスタイルが基本です。そのため、卒業後すぐに就職しなくても焦る必要はなく、一年中求人は存在します。

逆に言えば1回の面接で採用かが決まることが多いため、採用のスピードが速く、求人はすぐになくなってしまいます。

経験重視&転職文化

また、日本と大きく違うことは「経験重視の傾向」と「転職率」です。

経験重視の傾向

日本の企業は、教育して会社の言いなりになってくれるフレッシュな新卒生が大好きです。

一方台湾は経験重視なので、求人サイトの条件欄にも「仕事経験〇年以上」という記載をよく見かけます。かといって応募できないことはなく、選考が進んで受かることも全然あります。

ただ、新卒カードは台湾においては意味をなさないということです。

転職文化

日本にはなぜか「とりあえず3年」とか「終身雇用制」とか、同じ場所に留まることが良しとされていて、転職率は年々増えてきているとは言ってもとりあえず我慢する人が多いです。

台湾では、仕事が合わないと思ったら1ヶ月で容赦無く転職しますし、会社側から突然クビにさせられることもあります。よって台湾で就職を考えている方も重く考えずに、とりあえず内定ももらったところで働いてみることもひとつの手だと思います。

台湾現地採用の仕事の探し方

今より情報が乏しかった数年前の台湾で、時間をかけて就活してきた経験をシェアします。

台湾での仕事の探し方

日本にいながら台湾の仕事を探す場合、または台湾現地で就活をしたいという場合、どちらであっても基本は日本と同様に、台湾の求人サイトや転職エージェントに登録することになります。

台湾求人サイトには以下のようなものがあります。

台湾の転職エージェントには以下のようなものがあります。

詳しくは以下の記事をご覧ください。

基本は日本と同じ

台湾であっても日本であっても就活の基本は同じです。履歴書の自己PRや特技をしっかりと作り込み、希望の求人にどんどん応募しましょう。企業とコンタクトが取れたら、最低限の礼儀を持って面接に挑みましょう。

中国語は必要?

台湾現地就職に、中国語は必要?

という疑問にお答えします。

結論としては

中国語または英語ができた方が、就活には圧倒的に有利

です。

もちろん、日本語の話せる日本人が欲しいという求人もあります。しかし、中国語/英語でコミュニケーションの取れる日本人が欲しいという求人の割合の方が圧倒的に多いです。

台湾現地就職におけると就活のコツと極意

僕は台湾で2度、就活をしたことがあるので経験をもとに気付いた就活のコツをお教えします。台湾での就活の成功率を少しだけ上げるお手伝いができるかもしれません。

台湾企業が欲しがる人材かを考える

工作許可証&就労居留証の存在

台湾現地で就職するためには、内定をもらった企業から発行してもらう「工作許可証」をもとに「就労ビザ/居留証」を申請しなければなりません。

台湾政府はむやみに外国人を採用して台湾人の雇用が難しくならないように、企業側にも外国人側にも就労許可証を下ろす条件を少々厳しめに設定しています。よって企業側も現地人の採用時より余分にお金や労力がかかることになるので、外国人(あなた)を雇う明確なメリットがない限り雇用の決定はなかなか難しいということです。

あなたを採用した際に、企業側が負うお金やリスクに見合う価値があるのか…。企業側の立場に立って考えることが、就活を成功させる第一歩になると思います。

台湾で働く理由を明確に

台湾で働く理由を、面接官に明確に話せますか?

先ほど触れたように、あなたを採用した際に企業側が負うリスクは

  • お金
  • リソースと時間

あともうひとつは

  • 帰国のリスク

です。

せっかく雇った外国人が数年で「帰国するので辞めますなんて言いだしたら、企業側も報われませんよね?そんなリスクのある人間は最初から雇いたくないものです。

よって、面接で必ずと言って聞かれるのが

  • いつまで台湾にいるの?
  • なんで台湾に来たの?

と言った類の質問です。

一番手っ取り早いのが「(結婚前提に付き合ってる)恋人がいるから」という理由ですが、全ての人に当てはまるわけではないので、この質問に対する相手が納得できる明確な回答を用意しておきましょう

台湾で就活を成功させるためのロードマップ

最後に、台湾現地で就活したい・働きたいと思っている方に向けたロードマップ記事を紹介します。

ブログ内で紹介している台湾での就活関連記事をまとめて見やすくなっていますので、興味のある方は是非ご覧ください。