【台湾】ゴキブリが部屋に…!!部屋選びから対策&退治方法を考えた
こんにちは、台湾に2度留学経験のある耕平(@HEYinTW)です。
南は熱帯、北は冬でも約10℃までしか気温が下がらない温暖な台湾。つまり、一年を通して虫が…ゴキブリが生息しています。
存在しているだけで憎まれる、厄介者のゴキブリ(以下:たまにG)。大嫌いな人も多いと思いますので、出来るだけGによる被害を抑えるためにGを意識した部屋の選び方と実際に部屋に侵入してきた際の退治方法、そして予防対策をがっつり解説したいと思います。
台湾のゴキブリ事情
台湾のGは強いです。
中国語で「蟑螂」と表記されますが「小強」と愛称?で言われることも多いです。気候やインフラ的な原因で街中でもよく見かけますよね。現在台湾に住んでいる方は、歩くとザワザワっとGがうごめいたという経験がある方も多いんじゃないでしょうか。
数十種類いるゴキブリですが、実はほとんどは森や林に生息していて、家の中に入ってくる種類は数種類に限られているんですよね。苦手な方もいると思うので画像は載せませんが「ワモンゴキブリ」「コワモンゴキブリ」「チャバネゴキブリ」などが普段僕らが目にする代表的なG達です。
どこにいるのか
主に夜行性であるGは森や林、排水溝、家の中だと家具の中や下の隙間、シンクや排水管など暗くて狭い場所に好んで潜んでいます。「Gは飛ぶ」と認識されている方も多いかと思いますが、家の中で見る種類のGは飛び上がることはほとんどありません。(ジャンプしたり羽を広げて降下することはあります)
つまり、建物の階数が低いほど遭遇率は高いです。
消毒の日とは
台湾には「害虫駆除の日」「消毒の日」と呼ばれる日が数ヶ月に1度あります。この日は外の排水管を一斉に消毒するのですが、それにたまらなくなったGなどの害虫達が地上に逃げ出して来るので遭遇率が高くなります。
この日は生死を問わず町中にG達が溢れ、そこら中で蠢いています。
どこから来るのか
さて、屋内でGを見つけてしまったというケースはよくあると思いますが彼らは一体どこから侵入してくるのでしょうか。答えはこの3つです。
- 排水溝や換気扇
- ドアや窓の隙間
- モノと一緒についてくる
これを踏まえて、退治方法と予防対策を見ていきましょう。
ゴキブリの退治方法と予防対策
ゴキブリ退治方法
「ゴキブリが部屋に!!どうしよう!」
すでにGが侵入してきてしまい、なんとかして退治したい場合の対処法を3つ書いておきます。
- 殺虫剤やバルサン
- 熱湯or洗剤or消毒液をかける
- 小さめのバケツを被せる
ここで知っておいて欲しいのが物理的に叩いて殺さないということです。想像してもらうとわかるのですが、菌や異臭が飛び散りますので…。
殺虫剤やバルサン
スプレー型の殺虫剤やバルサンなどの化学薬品に頼る方法ですね。長期策になりますが、ゴキブリホイホイなどを設置しておくのも手だと思います。
ただ、屋内で殺虫剤を使う際は注意が必要なのとそれなりに費用がかかってしまうのがデメリットですね。備えあれば憂いなし。買っておいてもいいかもしれません。
熱湯 or 洗剤 or 消毒液をかける
風呂場など水場で使えるオススメの対策です。
熱や石けんに弱いので、狙ってかけると効果アリです。60度以上のシャワーを浴びせると即効ですが、アルコール消毒や洗剤やシャンプーで対処する際は水に溶かして霧吹きでブシュっとかけると良いです。じわじわ効くので弱るまで待ちましょう。
風呂場で熱水をかけて戦う際は自分の火傷に注意しつつ、ドアを閉めきってGに狙い撃ちしましょう。死骸は割り箸で掴んでゴミ袋や窓外に放り投げてやります。
小さめのバケツを被せる
少しトリッキーな技ですが、小さめのバケツやマグカップなどをGに被せて放置する方法です。足の速いGに対しては少し難しいかもしれませんが、迷い込んだ他の虫にも応用できます。
被せたら逃げないように重りになるものを乗っけて、数日~一週間放置したあと、死骸を葬るという作戦です。一番無害ですが、難易度は高いです。
ゴキブリ侵入への予防対策
G嫌いの方は普段からGが出現しないように予防をすることが大切です。先ほど挙げた「Gの侵入経路」を断つことが部屋に入れない対策になります。
- 家具に高さをつける
- 除湿機を付ける
- 食べ物を放置しない
- 目張りをする
- パイプユニッシュ or 漂白剤
この5つをやっておけば最小限に抑えられるはずです。
家具に高さをつける
ゴキブリの習性を利用した対策です。彼らは5mm以上隙間が空いている場所を好まない傾向にあります。つまり、家具に高さをつけることでGが潜む場所をなくすことができるんです。
実は、台湾の多くの家具はこれを意識して作られているので写真のように隙間が空いていることがほとんどです。新しく家具を買う場合はこれを意識すると良いですね。中古をもらう場合は家具自体に潜んでいる場合があるかもしれませんので、注意してください。
除湿機を付ける
Gを含め、多くの虫は高温多湿の環境を好みます。
台湾は彼らにとって住みやすい環境なので、家の中くらいは人間の住みやすい環境にしておきましょう。
除湿機で湿度40-60%くらいに保つことが予防につながります。
食べ物を放置しない
当たり前ですが、餌のない場所に彼らは寄り付きません。
食べ物はキッチンスペースだけ、その他の空間では極力食べ物を控えてみてください。食べかすをこぼさないことも大切です。
目張り or フタをする
ドアや窓の作りが荒いと、閉めても多少の隙間ができてしまうことがあります。Gにかかわらず、蚊やクモなどもこの隙間から侵入してきます。
これをマスキングテープなどで目張り(マスキング)してしまうことで、侵入を防ぐことができます。よくある例としては窓枠左右の隙間やドアの下、使っていない排水溝などですね。
また、排水管は近隣住民と共有されているのでいくら自分の家の環境がキレイであっても住み着いている場合があります。本当にGが怖いなら、お風呂に入る時以外はフタのようなもので排水管を覆ってあげるのが一番良いです。
パイプユニッシュ or 漂白剤
彼らの一番の侵入経路である排水溝を断つ対処法です。
特に1~2階、古い建物だと結構頻繁に侵入してくるかと思います。その排水溝にパイプユニッシュや漂白剤を流して定期的に洗浄することが予防につながります。G対策でもあり、普段の掃除でもあるのでオススメの方法ですが、用法用量を守らないと排水管を溶かしてしまう恐れもありますので頭に置いておいてください。
ゴキブリを意識した部屋選びをするなら
上記で述べたG事情を整理して、台湾で部屋選びをする際に意識することをまとめると、
・建物は古くないか
・林の近くに立地していないか
・3階以上の部屋であるか
・家具と床の隙間が空いているか
・部屋のドアや窓に隙間がないか
この5つの条件を意識してみるとGの出にくい部屋を選ぶことができるかと思います。その他台湾での部屋選びは台湾での部屋探しの方法&失敗しないために知っておくこと【重要】という記事にまとめてありますので是非ご覧ください。
Gの退治方法と予防対策まとめ
今回は「Gを意識した部屋の選び方と実際に部屋に侵入してきた際の退治方法、予防対策」というテーマでお話ししました。
部屋の選び方については先ほど触れたので、最後に退治方法&予防対策をまとめておくと
【退治方法】
- 殺虫剤やバルサン
- 熱湯 or 洗剤 or 消毒液をかける
- 小さめのバケツを被せる
【予防対策】
- 家具に高さをつける
- 除湿器を付ける
- 食べ物を放置しない
- 目張り or フタをする
- パイプユニッシュ or 漂白剤
となります。
Gに関わらず、虫の多い台湾。対策はきちんとしておきたいですね。