台湾で仕事しないのにワーホリビザを取得する必要ってある?【徹底比較】

2021年5月7日

仕事しないのに台湾でワーホリビザを取得する必要ってある?【徹底比較】

こんにちは、耕平(@HEYinTW)です。

賛否両論のある記事です。「それってワーホリビザである必要あるの?」と言うような滞在の仕方をしている方がちらほらいたのが書き始めたきっかけです。

実際、当人には当人なりの合理的理由がありますので、この記事はあくまで一般論であり参考程度にお考えください。


【どんな人に向けた記事か】

・台湾で働きながら遊びたい

・台湾で思いっきり遊びたいけど観光ビザ(ノービザ)とワーホリビザどっちが良いの?

・台湾で遊びながら語学学校に通いたいけど停留ビザとワーホリビザどっちが良いの?


なお、期間は「1年間」で比較します。

 

ワーホリビザの意義

まずはワーホリの意義から考えてみます。

ワーホリ(ワーキングホリデー制度)とは、2カ国・地域間への休暇目的での入国および滞在期間中における旅行/就労を認める制度です。台湾でワーホリをするならば「アルバイト」「語学学校への通学」「旅行」「ボランティア」など様々な活動が1年間できる自由度の高い制度です。
この時点ではワーホリビザに取って代わるビザはないので、特に「アルバイト+語学学校へ通学」を考えている方にはうってつけの制度です。

では、1年間「働かないけど語学学校に通いたい」「働かないし語学学校にも通わない」と言う人にとって果たして本当にワーホリビザである必要はあるのか?と言う疑問を検証していきます。

 

働きながら学校に通いたい

当然ですが、就労or結婚ビザを除いて無制限に働きながら語学学校に通う」ことが出来るのはワーホリビザしかありません。滞在期間中に働くことが前提である場合、ワーホリビザは唯一の選択肢になります。

それでは、ワーホリビザと観光ビザ(ノービザ)、停留ビザ(居留ビザ)の比較をしていきます。特徴については結構長くなってしまうので結論だけ見たい方はずっと下へスクロールしてください。

 



 

各ビザの取得条件や特徴

台湾で各ビザ取得のために必要な条件やルールをまとめてみました。

 

ワーキングホリデービザ

【台湾ワーホリビザ申請条件】

1. 申請時に日本在住の日本国民であること

2. 過去に本国のワーキング・ホリデー査証の発給を受けていないこと

3. 申請時の年齢が18歳以上30歳以下であること

4. 休暇は台湾入国の目的で、ワーキング・ホリデーは付随するものに過ぎない。なお、査証有効期限満了前に出国すること

5. 被扶養者を同伴しないこと


 

【ワーホリビザの申請書類】

1. ワーキング・ホリデー査証専用申請書

2. 履歴及び台湾における活動の概要

3. 日本旅券原本と写し1通

4. 4.5cm x 3.5cm のカラー写真 2

5. 一年以上の海外旅行保険の加入証明書(死亡、傷害、病気適用)

6. 往復の航空券

7. 20 万円以上またはそれに該当する財力証明書(銀行の残高証明書等)

30 万円以上の財力証明書があれば、6.往復の航空券は不要

8. 日本の住民票


査証料金は無料です。

ワーホリビザを申請する際に、1年以上の海外保険の加入証明書が必要になります。日本の保険会社でワーホリ保険に加入する必要がありますがこれには1年間で15~20万円ほどかかります。
台北駐日経済文化代表処 ワーキング・ホリデー査証申請要項

 

観光ビザ(ノービザ)

観光ビザとは、パスポートのみの入国で「ノービザ」とも呼ばれます。いわゆるビザなし・旅行目的での入国なんですが、日本のパスポートであればビザなしで台湾に最大90日間滞在することができます短期の語学留学を行うことも可能です。

もちろん延長することはできませんが、1度日本に帰ってもう1度台湾へ渡航すればまた90日間の滞在資格が得られます(ビザランと言う)。

しかし、現地で働くことは許されていません。また、ビザが必要な現地での手続き(銀行口座の開設など)は原則できません。

 

停留ビザ(居留ビザ)

停留ビザには「シングルビザ」と「マルチビザ」があり、語学学校に通う際に適用されます。何回でも出入国可能な「マルチビザ」を発行することが一般的なのでここではマルチビザで比較します。

停留ビザはまず90日間分のビザが発行され、90日以上滞在する場合には現地で延長手続きをする必要があります。それにより最大180日間の滞在が可能になります。それ以上の滞在になると、領事館で「居留ビザ」に切り替え居留証を発行してもらう流れになります。

 

【停留ビザの申請書類など】

1. 旅券及びその写し1通

2. 一般ビザ申請書1通(本人の旅券と同じ署名が必要)

3. 証明写真2枚

4. 留学先の学校の入学許可書原本とその写し1通

5. 銀行または郵便局の残高証明書原本1通とその写し1通(50万円以上)

6. 学習計画書1通(中国語学習の動機と学習計画)

7. 査証手数料(マルチビザ:100ドル)

8. 所要日数:一週間


詳しくはこちらからご確認ください。
台北駐日経済文化代表処 停留査証

また、停留ビザを発行するには指定の語学学校の入学許可書が必要です。
停留ビザを発行できる台湾語学学校のリスト

ワーホリビザと違って停留ビザ取得には海外旅行保険の加入証明書が必要ありません。その代わり残高証明で口座に50万円以上あることを示さなければなりません。

 

各ビザ比較

※スマホはスクロール可
観光ビザ
(ノービザ)
ワーホリビザ 停留ビザ
滞在可能期間 90日間
※ビザラン可能
最大1年間 最大2年間
年齢制限 なし 18~30歳 なし
査証料金 不要 不要 100ドル(約1万円)
財力証明 不要 30万円
※往復旅行券提示で20万円
50万円
海外保険加入の義務 自己責任 必須(1年間) 自己責任
台湾健康保険の加入 不可 不可 不要
※1年間の場合
アルバイト 不可 可(制限なし) 不可
語学学校への通学
銀行口座開設など 原則不可

さて、本題に入ります。

実際どのビザにもメリット・デメリットがあり自分の滞在スタイルに合わせて申請するのが一般的だと思いますが、今回の議題は「仕事をしない場合ワーホリビザを取得する必要があるか」です。
ワーキング ”ホリデー” ビザなのでもちろん働かなくても良いのですが、それなら他のビザで代用できないか?ということです。

 

台湾で思いっきり遊びたいけど観光ビザ(ノービザ)とワーホリビザどっちが良いの?

何度も言いますが、ワーホリビザの利点は「働けること」です。滞在期間中、語学学校に通わず思いっきり遊びたいと考えている方はノービザでの「ビザラン」で代用ができそうです。

もう1度この表をご覧ください。


観光ビザ
(ノービザ)
ワーホリビザ 停留ビザ
滞在可能期間 90日間
※ビザラン可能
最大1年間 最大2年間
年齢制限 なし 18~30歳 なし
査証料金 不要 不要 100ドル(約1万円)
財力証明 不要 30万円
※往復旅行券提示で20万円
50万円
海外保険加入の義務 自己責任 必須(1年間) 自己責任
台湾健康保険の加入 不可 不可 不要
※1年間の場合
アルバイト 不可 可(制限なし) 不可
語学学校への通学
銀行口座開設など 原則不可
 

Q. 観光ビザだと90日しか滞在できないじゃん?

はい。

おそらく、ココが1番のネックポイントだと思います。ココに関してはビザランを行うしか1年間滞在する術はありません。3ヶ月に1回飛行機のチケットを取って帰る必要があり、少なくとも3回は帰らなければなりません。

チケット費用に関しては多忙期でなければ、往復2~3万円で買えてしまいます。ワーホリビザで台湾に来る場合でも、年に1,2回は帰るという方は多いので特に大きなデメリットじゃないかなとは思います。

 

Q. 観光ビザだと銀行口座の開設ができないじゃん?

はい、できません。

ですが、必要あるかどうかは別問題です。というのも、銀行口座が必要になるケースって、働いていて振込先の口座が必要だとか海外送金してもらいたい時なんですよね。仕事をしない前提ならば銀行口座は必要ないですし、現地のお金調達もクレジットカードやデビットカードの海外キャッシングで十分代用可能です。


その他、仮想通貨の口座登録や現地電子マネー利用申請ができないなどの欠点はありますが、必要かどうかは個人次第ですね。

 

Q. 観光ビザで家賃契約できるの?

できます。

できますが、大家さん次第です。
しかし台湾には月単位での短期契約が可能な賃貸物件がたくさんあります。たくさんといっても場所は限られてきますので、値段は少し高くつくかな?とは思います。
PAPAGOお部屋探し支援室

 

Q. 海外保険や台湾の国民健康保険に関しては?

まず、日本での海外保険加入についてですがワーホリビザの場合は必須です。これには一般的に大体15~20万円かかります。台湾の健康保険にも加入は出来ません。

観光ビザの場合も、台湾の国民健康保険への加入は出来ません。と同時に海外保険加入の義務もありません。怪我や病気は完全に自己責任となります。

しかし、渡航から3ヶ月であれば無料で海外保険に加入できる方法があります。海外旅行保険付帯のクレジットカードを発行するだけで3ヶ月分の保険に自動で入ることができるので実質無料で保険有り滞在が可能です。
ただし、その適用範囲や期間は各カード会社での確認が必要です。

 

結論:観光ビザ(ノービザ)とワーホリビザどっちが良いの?

台湾で(仕事をせず)1年間思いっきり遊びたい場合、この記事での結論はノービザでのビザランによる長期滞在&遊ぶ!」です。保険代も節約できる且つ、面倒な申請がいらないからです。

あとはノービザだと空港のパスポートチェックで色々聞かれるかもしれない、というデメリットがあるくらいですかね。台湾はそんなに厳しくないですが。

とはいえ、個人には個人の事情がありますので一概に良いとは言えません。特にパンデミックなんて起きたら自由に行き来なんてできないですからね。

 

遊びながら語学学校に通いたいけど停留ビザとワーホリビザどっちが良いの?

さてこちらも、もう1度表をご覧ください。


観光ビザ
(ノービザ)
ワーホリビザ 停留ビザ
滞在可能期間 90日間
※ビザラン可能
最大1年間 最大2年間
年齢制限 なし 18~30歳 なし
査証料金 不要 不要 100ドル(約1万円)
財力証明 不要 30万円
※往復旅行券提示で20万円
50万円
海外保険加入の義務 自己責任 必須(1年間) 自己責任
台湾健康保険の加入 不可 不可 不要
※1年間の場合
アルバイト 不可 可(制限なし) 不可
語学学校への通学
銀行口座開設など 原則不可
 

Q. 停留ビザの方が初期費用が高い?

そうです。

マルチビザ申請には日本円で約1万円程かかるみたいです。そして財力証明には50万円必要なので事前に貯めておく必要はありそうです。その代わりワーホリビザ申請には海外保険加入費用が必要ですし、現地で使うお金はどのビザで入ろうと同じですので、申請費用分の違いだけです。

 

Q. 停留ビザの手続き大変じゃない?

そうです。

停留ビザは最初、90日間のみなので期限が切れる数週間前に90日間の延長手続きが必要です。その後「居留ビザ」「居留証」への変更手続きもあるので少しめんどくさいです。

 

Q. 海外保険加入や台湾健康保険の加入に関しては?

停留ビザ申請の段階ではワーホリビザ申請とは違い、海外保険加入の義務はありませんので加入の有無は自己責任になります。この場合も海外旅行保険付帯クレジットカードを保有している場合は3ヶ月実質無料で加入できることになります。それ以上に関しては自分で保険会社から保険を選んで加入することになります。

停留ビザの場合、6ヶ月の滞在後居留ビザ(居留証)に変更になりますが台湾の国民健康保険加入の条件は「居留証を取得後6ヶ月以降」であるため、1年の滞在では恩恵を受けることはできません。

つまり、保険料に関しては結果的に停留ビザの方が安くなる可能性が高いです。

 

Q. ぶっちゃけ、観光ビザで語学留学すればよくない?

よいです。



・飛行機のチケットを取るタイミングを学校のスケジュールに合わせる必要がある

・3ヶ月に1度帰国しなければいけない

という留意点があるだけです。

あとは語学学校に問い合わせて、観光ビザでも入学できるかを確認すれば良いと思います。

 

結論:停留ビザとワーホリビザどっちが良いの?

台湾で(仕事をせず)1年間語学留学しながら遊びたい場合、この記事での結論は「どちらもほぼ同じだが、保険が自由に選べる点では停留ビザ。手続きの面倒さを考えればワーホリビザが良い。あと、ぶっちゃけ観光ビザでも語学留学できる。」です。

こちらも個人には個人の事情がありますので参考程度にお考えください。

 

まとめ

働きながら遊びたい

→ワーホリビザ必須

台湾で思いっきり遊びたいけど観光ビザ(ノービザ)とワーホリビザどっちが良いの?

→滞在期間の縛り以外なら、観光ビザでほぼ代用できる。

遊びながら語学学校に通いたいけど停留ビザとワーホリビザどっちが良いの?

→ワーホリビザである必要は薄い。


※この記事は皆様の意見を反映して随時更新していきます。

 

台湾情報

Posted by NIKOU